重賞データcheck

 今週は上半期のグランプリ・宝塚記念が阪神芝2200mで行われる。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第59回 宝塚記念(G1)

6月24日(日) 阪神競馬場 芝2200m

 春のグランプリ・宝塚記念。中距離の大阪杯、長距離の天皇賞(春)、そしてマイルの安田記念やヴィクトリアMなど、春のG1を戦ってきた馬が激突。3歳馬の参戦こそなかなか実現しないが、古馬の実力馬が多く顔を並べる一戦だ。歴代の優勝馬も名馬揃いで、過去10年には三冠馬・オルフェーヴルをはじめ、13~14年に連覇したゴールドシップなどが名を連ねる。昨年は、前年暮れの香港ヴァーズで海外G1制覇を果たしたサトノクラウンが優勝。今年、春を締めくくる一番を制するのはどの馬か、過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック11番人気は安定も、近年は波乱に

 過去10年、1番人気は【2.4.2.2】。勝率の20.0%は物足りないが、複勝率は80.0%と安定している。ただ、その他の人気は分散傾向にあり、特に近年は人気薄の好走も多く見られる。過去10年の前半、08~12年は3連単1万円台が3本出ていたのに対し、13年以降はゼロ。昨年は上位人気同士での決着ながら、単勝1倍台のキタサンブラックが圏外に敗退して7万馬券となった。12番人気以下では辛いが、極端な人気薄でなければ多くの馬にチャンスがあると考えたい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 2-4-2-2 20.0% 60.0% 80.0% 1-1-1-2
2 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0% 1-0-1-3
3 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0% 1-0-0-4
4 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-1-4
5 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0% 0-2-0-3
6 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 1-0-0-4
7 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5
8 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 1-0-1-3
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
11 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-1-4
12~ 0-0-0-34 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-12
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
1着人気 5 2 8 6 1 2 1 6 8 3
2着人気 1 3 1 1 2 5 9 10 1 5
3着人気 11 1 3 3 6 1 8 11 2 4
単勝 1,130円 710円 3,780円 1,360円 320円 290円 270円 1,420円 2,510円 900円
馬連 1,080円 2,630円 5,150円 1,660円 1,010円 5,150円 8,990円 12,900円 2,440円 5,250円
馬単 3,200円 5,310円 16,990円 4,740円 1,760円 6,180円 10,210円 19,250円 8,460円 10,330円
3連複 10,660円 720円 7,920円 2,020円 3,230円 2,910円 57,870円 157,770円 2,800円 10,670円
3連単 55,780円 10,630円 77,160円 17,480円 11,550円 23,420円 251,440円 528,510円 26,250円 70,420円

チェック24~5歳馬中心、牝馬も警戒

 牡・セン馬の年齢別では、4歳から6歳が複勝率ならほぼ互角。ただ、6歳馬は6~10年前の好走が多く、過去5年では【0.2.0.11】。近年の傾向も踏まえると、4~5歳馬が中心だ。また、牝馬も計【1.3.4.9】複勝率47.1%。勝ったのは一昨年のマリアライトだけだが、複勝率は牡・セン馬を圧倒しているため、今年も警戒したい。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
牡・セン 3 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-0
4 3-1-4-33 7.3% 9.8% 19.5% 1-1-1-13
5 4-3-1-25 12.1% 21.2% 24.2% 3-1-0-11
6 2-3-1-20 7.7% 19.2% 23.1% 0-2-0-11
7~ 0-0-0-26 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-10
牝馬 4 0-1-2-5 0.0% 12.5% 37.5% 0-0-2-4
5 1-2-2-4 11.1% 33.3% 55.6% 1-1-2-3

チェック38枠が5連勝中、2着は2~5枠

 枠番別の成績を見ると、優勝馬10頭中9頭が6枠か8枠から。特にここ5年は連続して、8枠の馬が勝利を飾っている。一方で、6~8枠と1枠は2着がなく、2~5枠に集中。そして1枠は、好走した5頭中4頭が3着だった。勝ちやすい枠、2着や3着になりやすい枠に分かれているため、3連単や馬単の順位づけに悩んだ際には参考にしたい。
【枠番別成績(過去10年)】
成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 1-0-4-10 6.7% 6.7% 33.3% 0-0-1-6
2 0-2-2-11 0.0% 13.3% 26.7% 0-1-1-5
3 0-1-1-15 0.0% 5.9% 11.8% 0-1-1-5
4 0-4-0-13 0.0% 23.5% 23.5% 0-1-0-6
5 0-3-0-15 0.0% 16.7% 16.7% 0-2-0-6
6 3-0-0-17 15.0% 15.0% 15.0% 0-0-0-10
7 0-0-2-18 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-1-9
8 6-0-1-15 27.3% 27.3% 31.8% 5-0-1-5

チェック4前走G1連対馬は2~3着止まり?

 同じ阪神コースの大阪杯がG1に昇格してからまだ2回目のため、前走レース別の傾向は掴みづらい。そこでレース別ではなく、前走がG1かそれ以外かで、前走着順別の成績を調べた。表にあるように、前走G1連対馬は高複勝率をマークしているが、優勝馬はゼロ。逆に、前走がG1以外なら、勝っているのは前走3着以内馬ばかりだ。3連複の軸なら前走好走馬を信頼できそうだが、勝ち馬探しには、前走クラスに応じたひねりが必要になる。
【前走着順別成績(過去10年、海外含む)】
前走 前走着順 成績 勝率 連対率 複勝率
G1 1 0-2-2-9 0.0% 15.4% 30.8%
2 0-3-3-6 0.0% 25.0% 50.0%
3 1-0-0-8 11.1% 11.1% 11.1%
4~5 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
6~9 2-1-2-12 11.8% 17.6% 29.4%
10~ 1-1-0-13 6.7% 13.3% 13.3%
G1以外 1 3-1-1-12 17.6% 23.5% 29.4%
2 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
3 1-1-0-4 16.7% 33.3% 33.3%
4~5 0-1-0-13 0.0% 7.1% 7.1%
6~ 0-0-1-23 0.0% 0.0% 4.2%

チェック5栗東坂路組は1ハロンタイムに注目

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、栗東坂路組が【6.2.6.49】と、勝ち馬10頭中6頭を占めるなど、多くの好走馬を輩出している。次いで栗東CWの好走が多いが、【1.4.3.32】と2着以下が中心。また、ここにきて美浦南W組が連続して好走し【2.2.0.15】となっている。
 中でもカギを握るのはやはり、好走馬最多の栗東坂路組。この組の時計を見ると、ラスト1ハロンの時計が12秒6以下だった馬が、好走馬14頭中12頭。全体の時計(4ハロン)は54秒を切ればいい程度だが、1ハロンは速い時計を出している馬を重視したい。
 なお、栗東CW組は4ハロン51秒3以下だと【0.0.0.12】。美浦南W組は51秒9以下だと【0.0.0.6】と、Wコースはどちらも4ハロンの時計が速かった馬は好走していない「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【栗東坂路の追い切り時計別成績(過去10年)】
追い切り時計 成績 勝率 連対率 複勝率
4ハロン ~51.9 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
52.0~52.9 3-1-0-17 14.3% 19.0% 19.0%
53.0~53.9 2-0-2-8 16.7% 16.7% 33.3%
54.0~ 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
1ハロン ~12.3 2-0-3-9 14.3% 14.3% 35.7%
12.4~12.6 4-1-2-14 19.0% 23.8% 33.3%
12.7~12.9 0-1-1-10 0.0% 8.3% 16.7%
13.0~ 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0%