重賞データcheck

 今週は3歳ダート王決定戦・ユニコーンSが東京ダ1600mで行われる。さらに函館スプリントSも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第23回 ユニコーンS(G3)

6月17日(日) 東京競馬場 ダート1600m

 中央競馬の3歳限定戦としては、レパードSと並ぶ貴重なダート重賞・ユニコーンS。創設当初は秋に行われており、タイキシャトルをはじめ、ウイングアロー、アグネスデジタルなど、芝ダート問わず多くの名馬を輩出した。現在の時期になってからも、ユートピア、カネヒキリ、ベストウォーリア、ノンコノユメなどが後にG1の舞台で活躍。そして一昨年の優勝馬・ゴールドドリームは昨年のJRAダートG1を連覇し、本年もかしわ記念を制している。今年、これらの馬に続くのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック1優勝馬は3番人気以内から

 過去10年、1番人気は連対率70.0%だが、ここ5年にかぎると【0.2.0.3】と今ひとつ。ただ、2番人気が5年で3勝、3番人気が5頭すべて3着以内と、上位人気トータルでは近年も安定した結果を残している。また、過去10年の優勝馬はすべてこの3番人気以内。連対馬も20頭中19頭が5番人気以内と、基本的には上位人気が中心になるレースだ。ただ、人気薄の3着には注意したい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 4-3-0-3 40.0% 70.0% 70.0% 0-2-0-3
2 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0% 3-0-0-2
3 3-1-4-2 30.0% 40.0% 80.0% 2-0-3-0
4 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
5 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
6 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-0-5
7 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-1-4
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-1-4
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
10~ 0-0-1-68 0.0% 0.0% 1.4% 0-0-1-33
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
1着人気 1 1 1 3 1 3 3 2 2 2
2着人気 3 2 2 1 2 1 4 9 1 5
3着人気 6 3 6 2 8 8・11 7 3 3 3
単勝 240円 320円 160円 870円 320円 690円 1,310円 460円 290円 490円
馬連 700円 860円 410円 950円 830円 950円 8,130円 9,180円 340円 2,860円
馬単 1,140円 1,620円 580円 2,770円 1,410円 2,710円 17,760円 15,000円 620円 4,360円
3連複 4,680円 1,540円 1,880円 1,500円 6,280円 2860/11710円 33,730円 14,100円 470円 4,110円
3連単 15,590円 6,070円 4,050円 11,330円 21,210円 14950/52900円 220,770円 100,770円 1,560円 25,710円

チェック2中枠からの穴狙いは危険

 枠番別の好走馬は分散しているが、優勝馬が出ていないのは1枠と8枠。ただ、8枠は好走5頭中4頭が4番人気以下と、ちょっと穴っぽい馬を狙うにはおもしろい枠だ。また、その4番人気以下だけを見ると、4~6枠は【0.0.0.45】。人気馬は多く好走している枠だが、穴馬の中枠は狙えない。
【枠番別成績(過去10年)】
成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下
1 0-2-1-16 0.0% 10.5% 15.8% 0-1-0-15
2 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0% 0-0-2-15
3 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0% 0-0-1-16
4 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0% 0-0-0-15
5 1-2-0-17 5.0% 15.0% 15.0% 0-0-0-16
6 4-0-0-16 20.0% 20.0% 20.0% 0-0-0-14
7 1-2-3-14 5.0% 15.0% 30.0% 0-0-1-14
8 0-2-3-15 0.0% 10.0% 25.0% 0-2-2-15

チェック3兵庫チャンピオンS組は3番人気以内の連対馬

 前走レース別では園田の兵庫チャンピオンシップ組が【3.1.1.5】の好成績で、ほかに中央オープン特別出走馬に【5.7.7.54】と好走が多い。このうち、兵庫チャンピオンシップ組の好走馬6頭はすべて、同レース3番人気以内の連対馬。該当馬全体では【3.1.1.2】で複勝率71.4%を記録しており、今年も出走があれば注目したい。
 一方、オープン特別組は、前走4着以内が絶対条件。また、前走4番人気以内であることも理想だ。昨年は前走1番人気のサンライズノヴァが、前走8、7番人気のハルクンノテソーロとサンライズソアに先着。また、14年も前走1番人気のコーリンベリーが、同3番人気のバンズームに先着している。オープン特別組で前走5番人気以下だった馬が馬券に絡んでも、同4番人気以内の馬に先着を許すという傾向だ。
【前走兵庫チャンピオンシップからの好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走人気 前走着順
10 バーディバーディ 1 1 1 1
サンライズクォリア 6 3 3 2
12 オースミイチバン 2 2 1 1
13 ベストウォーリア 3 1 3 2
16 ゴールドドリーム 2 1 1 2
【前走オープン特別からの好走馬(過去5年)】
馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
13 サウンドリアーナ 1 2 端午S 4 1
14 コーリンベリー 4 2 端午S 1 2
バンズーム 7 3 鳳雛S 3 3
15 ノンコノユメ 2 1 青竜S 5 1
ノボバカラ 9 2 青竜S 4 4
アルタイル 3 3 青竜S 2 2
16 ストロングバローズ 1 2 伏竜S 1 1
グレンツェント 3 3 青竜S 2 1
17 サンライズノヴァ 2 1 鳳雛S 1 4
ハルクンノテソーロ 5 2 青竜S 8 2
サンライズソア 3 3 青竜S 7 1

チェック4調教助手騎乗の追い切り馬が1着候補に

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、優勝馬はすべて調教助手が騎乗して追い切りを行った馬だった。騎手の騎乗でも2~3着には9頭が食い込んでいるが、1着候補は助手騎乗馬に絞りたい。
 また、追い切りコースは分散傾向にあるものの、栗東CW組が3勝で勝率では一歩リード。連対が多いのは栗東坂路、また、美浦南W組も3着以内は多い。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切り騎乗者・コース別成績(過去10年)】
騎乗者・コース 成績 勝率 連対率 複勝率
騎乗者 助手 10-7-5-73 10.5% 17.9% 23.2%
騎手 0-3-6-46 0.0% 5.5% 16.4%
調教師 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
コース 栗東坂 3-5-4-38 6.0% 16.0% 24.0%
栗東CW 3-0-1-21 12.0% 12.0% 16.0%
美南W 2-2-4-29 5.4% 10.8% 21.6%
美南坂 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
栗東P 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
栗東旧DW 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0%
美南P 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
その他 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%

第25回 函館スプリントステークス(G3)

6月18日(日)函館競馬場 芝1200m

 06年に始まったサマースプリントシリーズの第1戦・函館スプリントS。10年にこのレースを勝利したワンカラットは続くキーンランドCも制し、サマースプリントのチャンピオンに輝いている。また、06年のシーイズトウショウ、12年のパドトロワは函館スプリントSで上位に入りポイントを獲得し、サマースプリントのチャンピオンになった。11年のカレンチャンはこのレースを勝利した後、秋にスプリンターズSを制して短距離戦界の頂点に上り詰めた。昨年は3歳牝馬のジューヌエコールが勝利した。今年はどんなレースになるだろうか。過去のデータから傾向を占う。

過去のデータをCheck!

チェック1今年も荒れる可能性が高い!

 平均配当は馬連は8294円、3連単は27万8310円と荒れている。1番人気は複勝率50%とまずまずで、2~5番人気も複勝率30~40%と平均的。二桁人気で馬券に絡んだのは4頭と、荒れているわりに少なめ。6月開催になった12年以降は波乱が多く、6年で3度、馬連が万馬券決着となっている。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
2 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
3 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
4 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
5 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
6 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
7 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
8 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 1-1-3-50 1.8% 3.6% 9.1%

チェック23、4歳牝馬が好調

 夏の重賞らしく、牝馬の成績がよい。牡・セン馬が【5.8.5.84】で複勝率17.6%に対して、牝馬は【5.2.5.31】で複勝率27.9%と優勢だ。牝馬の中では4歳【2.1.2.3】が複勝率62.5%と好走確率が高く、3歳【3.0.1.6】も好成績を残している。一方、牡・セン馬は5歳【3.0.1.28】の成績がよくない。6月開催になった12年以降は、牝馬の2勝に対して、牡馬が4勝している。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 0-2-1-11 0.0% 14.3% 21.4%
4歳 0-2-0-6 0.0% 25.0% 25.0%
5歳 3-0-1-28 9.4% 9.4% 12.5%
6歳 1-3-2-14 5.0% 20.0% 30.0%
7歳以上 1-1-1-25 3.6% 7.1% 10.7%
5-8-5-84 4.9% 12.7% 17.6%
牝馬 3歳 3-0-1-6 30.0% 30.0% 40.0%
4歳 2-1-2-3 25.0% 37.5% 62.5%
5歳 0-1-1-11 0.0% 7.7% 15.4%
6歳 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7歳以上 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
5-2-5-31 11.6% 16.3% 27.9%

チェック3今年も3歳牝馬が勝つのか?

 ステップレースはさまざまだが、高松宮記念【2.2.0.12】やCBC賞【1.2.1.11】など、芝1200mの重賞が好走馬が多い。高松宮記念組で1~3着馬だった馬【1.2.0.2】はそれなりだが、4着以下【1.0.0.10】は凡走する可能性が高い。ここ2年は桜花賞で大敗した3歳牝馬が勝利している。
【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
高松宮記念 2-2-0-12 12.5% 25.0% 25.0%
桜花賞 2-0-0-2 50.0% 50.0% 50.0%
CBC賞 1-2-1-11 6.7% 20.0% 26.7%
NHKマイルC 1-1-1-9 8.3% 16.7% 25.0%
京王杯SC 1-0-1-6 12.5% 12.5% 25.0%
阪神牝馬S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
彦根S(1600万下) 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
安土城S 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
ヴィクトリアマイル 0-1-2-2 0.0% 20.0% 60.0%
韋駄天S 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
鞍馬S 0-2-0-7 0.0% 25.0% 25.0%
道新スポーツ杯(1000万下) 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
鞍馬S 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
福島民友C 0-0-1-4 0.0% 0.0% 20.0%
欅S 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
オークス 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
大阪―ハンブルクC 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
朱雀S(1600万下) 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%

チェック4前走1600mで大敗した馬が巻き返す

 前走の距離別成績では、1600m【3.2.3.17】が複勝率32.0%と好走確率が高い。1400m【3.0.4.22】も複勝率24.1%とまずまずで、距離短縮組の成績がよい。同距離の1200m【4.7.2.64】は複勝率16.9%と低調で、1000m【0.1.0.11】は不振だ。ちなみに前走1600mのレースで二桁着順だった馬【1.2.2.14】は複勝率が26.3%もあり、大敗からの巻き返しに注意しよう。
【前走の距離別成績(過去10年)】
前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
1000m 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3%
1200m 4-7-2-64 5.2% 14.3% 16.9%
1400m 3-0-4-22 10.3% 10.3% 24.1%
1600m 3-2-3-17 12.0% 20.0% 32.0%
1800m 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
2400m 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%

チェック5函館芝でラスト1ハロンが速い馬

 PC用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の追い切りのコース別成績を調べたところ、好走馬の数では函館W組【7.4.5.62】が圧倒的だが、複勝率は20.5%と平均的。好走確率が高いのは函館芝組【1.3.3.15】で複勝率31.8%
 函館芝組のラスト1ハロンのタイムを見てみよう。12秒0以下【1.3.2.6】は複勝率50.0%と好走確率が抜群に高いが、12秒1以上【0.0.1.9】だと複勝率10.0%と成績が良くない。函館芝でラスト1ハロンが12秒0以下の馬を狙おう。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去10年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
函館 7-4-5-62 9.0% 14.1% 20.5%
1-3-1-19 4.2% 16.7% 20.8%
1-3-3-15 4.5% 18.2% 31.8%
その他 1-0-0-14 6.7% 6.7% 6.7%
【函館芝コースのラスト1ハロンのタイム別成績(過去10年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~12秒0 1-3-2-6 8.3% 33.3% 50.0%
12秒1~ 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%