重賞データcheck

 今週は3歳牝馬の頂点を決めるオークスが東京芝2400mで行われる。さらに古馬のダート重賞・平安Sも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第79回 オークス(G1)

5月20日(日) 東京競馬場 芝2400m

 牝馬のクラシック第二弾・オークス。桜花賞から800mの距離延長・1.5倍となる2400mの距離で、牝馬の世代ナンバーワンを争う戦いとなる。舞台が変わっても桜花賞好走馬がここでも上位を争うことが多く、過去10年の桜花賞馬では、アパパネジェンティルドンナがここを制し、さらに秋には秋華賞も勝って牝馬三冠馬に輝いた。ほかにブエナビスタも春二冠制覇を達成し、後にも大活躍を見せている。女王決定戦であると同時に、後に歴史に名を残す名牝が多く出ている一戦で、今年、そこに名を連ねるのはどの馬か。過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック1近年の好走は6番人気まで

 過去10年、1番人気は連対率60.0%。特に近4年は4頭すべて連対と、安定感を増している。その近4年は、他の好走馬もすべて6番人気以内で、3連単も2万円台まで。08年や11年には44万、54万という高配当も出ているレースだが、最近は落ち着いた傾向だ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去4年
1 4-2-1-3 40.0% 60.0% 70.0% 2-2-0-0
2 1-3-2-4 10.0% 40.0% 60.0% 1-1-1-1
3 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 1-0-1-2
4 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-4
5 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0% 0-0-1-3
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-1-1-2
7 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-4
8 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-4
9 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-4
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-4
11~ 0-1-0-77 0.0% 1.3% 1.3% 0-0-0-31
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
1着人気 4 1 1・5 7 3 9 2 3 1 1
2着人気 13 2 8 2 5 1 1 2 6
3着人気 5 4 8 2 9 1 3 6 5 2
単勝 970円 140円 210・380円 3,720円 560円 2,850円 980円 680円 200円 240円
馬連 24,080円 320円 1,870円 42,750円 820円 13,880円 380円 1,160円 420円 2,290円
馬単 39,320円 440円 1520・2020円 104,460円 1,900円 31,120円 1,730円 3,030円 650円 2,790円
3連複 61,600円 1,250円 10,180円 45,120円 6,640円 15,610円 1,530円 4,140円 2,070円 4,600円
3連単 440,360円 2,430円 20460・24290円 548,190円 30,610円 150,480円 12,850円 20,150円 5,790円 20,130円

チェック2穴馬なら内か外

 枠番別では、4枠、6枠が好走1頭にとどまり、その他の枠は好走3頭以上。全体としては中枠が今ひとつで、内か外が良い傾向だ。特に、表の右に記した4番人気以下の馬にかぎると、3~6枠は【0.1.1.64】と中枠不振。人気馬ならあまり枠にこだわる必要はないが、少し穴っぽいところを狙うなら、内か外を引いた馬から選びたい
【枠番別成績(過去10年)】
成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下
1 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0% 0-1-1-15
2 3-1-1-14 15.8% 21.1% 26.3% 2-0-1-11
3 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0% 0-1-0-16
4 1-0-0-19 5.0% 5.0% 5.0% 0-0-0-17
5 2-2-1-15 10.0% 20.0% 25.0% 0-0-1-14
6 0-0-1-19 0.0% 0.0% 5.0% 0-0-0-17
7 2-3-2-23 6.7% 16.7% 23.3% 1-1-2-22
8 2-1-2-24 6.9% 10.3% 17.2% 1-1-1-22

チェック3桜花賞上位馬は安定

 前走レース別では、1冠目の桜花賞組が【8.5.5.65】と圧倒的。特に、同レース1、2着馬なら連対率44.4%、3着馬でも複勝率33.3%と高く、距離は大きく違っても桜花賞上位馬は安定した成績を残している。過去10年のうち、桜花賞1~3着馬がまったく馬券に絡まなかったのは13年のみのため、たとえ穴狙いでも1頭くらいは桜花賞上位馬を入れた組み合わせを買いたい。
【前走桜花賞組の前走着順別成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 3-1-1-4 33.3% 44.4% 55.6%
2着 1-3-2-3 11.1% 44.4% 66.7%
3着 2-0-1-6 22.2% 22.2% 33.3%
4~5着 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
6着以下 2-1-1-41 4.4% 6.7% 8.9%

チェック4別路線なら前走連対か前走3番人気以内

 桜花賞以外では、トライアルのフローラSが【1.4.4.33】で、その他は忘れな草賞2頭、皐月賞1頭となる。その別路線組の傾向を見ると、ほとんどが前走連対馬で、前走3着以下の3頭中2頭は前走3番人気以内。残る1頭、バウンスシャッセは牡馬相手の皐月賞を人気薄で11着に敗れていたが、牝馬同士に戻ったここは3番人気と、このレースの出走馬としては特殊な例だった。桜花賞以外の牝馬路線の馬なら、前走連対か前走3番人気以内は満たす馬を狙いたい。また、10年以降は毎年好走馬が出ているため、桜花賞組ばかり重視するのは危険だ。
【前走桜花賞以外からの好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
10 サンテミリオン 5 1 フローラS 1 1
アグネスワルツ 8 3 フローラS 4 2
11 エリンコート 7 1 忘れな草賞 2 1
ピュアブリーゼ 8 2 フローラS 3 3
12 アイスフォーリス 9 3 フローラS 2 2
13 エバーブロッサム 5 2 フローラS 2 2
デニムアンドルビー 1 3 フローラS 1 1
14 バウンスシャッセ 3 3 皐月賞 12 11
15 ミッキークイーン 3 1 忘れな草賞 1 1
16 チェッキーノ 2 2 フローラS 3 1
ビッシュ 5 3 フローラS 1 5
17 モズカッチャン 6 2 フローラS 12 1

チェック5穴の連対候補は「馬ナリ」追い切り馬

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で、過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、「馬ナリ」で追い切られた馬が3着以内30頭中17頭を占める。ただ、好走確率は「一杯(叩一杯等も含む、以下同)」「強目」と大きくは変わらない。
 しかし、4番人気以下にかぎると、表の右にあるように、連対した8頭中6頭は「馬ナリ」での追い切り馬。「馬ナリ」以外で連対したのは、08年エフティマイア(強目)と、昨年のモズカッチャン(一杯)のみである。穴目の馬に連対まで期待するなら、まず「馬ナリ」追い切り馬から検討したい。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りの脚色別成績(過去10年)】
脚色 成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下
一杯 2-2-2-33 5.1% 10.3% 15.4% 0-1-2-28
強目 3-2-2-32 7.7% 12.8% 17.9% 0-1-2-31
馬ナリ 6-5-6-83 6.0% 11.0% 17.0% 4-2-2-75

第25回 平安ステークス(G3)

5月19日(土)京都競馬場 ダ1900m

 94年に始まったダート重賞、平安ステークス。12年までは1月に京都競馬場ダ1800mとして行われ、2月のG1フェブラリーSを目指す実力馬が数多く出走して、レベルの高いレースが繰り広げられていた。13年から施行時期が5月、距離が1900mに変更となり、ちょうどこの時期に中京ダ2300mで行われていた東海S(10~12年は京都ダ1900m)と入れ替わった。昨年はグレイトパールがダート戦に転向後、無傷の5連勝で快勝した。今年はどんなレースになるだろうか。13~17年のデータと10~12年までの東海Sをあわせた過去8年のデータから傾向を探る。

過去のデータをCheck!

チェック11、3、4番人気が中心

 平均配当は馬連が7991円で、3連単は25万3108円と荒れている。1番人気【3.1.0.4】はまずまず、2番人気【1.0.0.7】は不振だが、3、4番人気は複勝率50%と好調。6番人気以下は8年間で計8頭が馬券に絡んでおり、今年も1頭は馬券に絡みそうだ。1、3、4番人気を中心に、下位人気も含めて馬券を組み立てたい。
【人気別成績(13~17年と10~12年の東海S)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 3-1-0-4 37.5% 50.0% 50.0%
2 1-0-0-7 12.5% 12.5% 12.5%
3 1-3-0-4 12.5% 50.0% 50.0%
4 2-0-2-4 25.0% 25.0% 50.0%
5 0-0-3-5 0.0% 0.0% 37.5%
6 0-2-0-6 0.0% 25.0% 25.0%
7 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
8 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%
9 0-0-0-8 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 1-0-3-47 2.0% 2.0% 7.8%

チェック25歳が強く、最近は高齢馬に注意!

 年齢別成績を調べると、5歳【4.3.4.28】が複勝率28.2%と優秀な成績を残している。それ以外の年齢は、複勝率が15%前後と今ひとつ。その中では7歳以上が昨年2頭が馬券に絡むなど、最近5年で4頭が馬券圏内に好走しており、近年活躍している。
【年齢別の成績(13~17年と10~12年の東海S)】
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
4歳 3-2-0-28 9.1% 15.2% 15.2%
5歳 4-3-4-28 10.3% 17.9% 28.2%
6歳 1-2-1-22 3.8% 11.5% 15.4%
7歳以上 0-1-3-21 0.0% 4.0% 16.0%

チェック3アンタレスSの2着馬が強い!

 ステップレースはアンタレースS組【5.5.2.37】が好成績を残しており、1~3着馬24頭中12頭を占めている。アンタレスS組は前走1着【0.1.0.2】や3着【0.0.0.4】は成績が今ひとつで、2着【3.0.0.5】が好成績を残している。
 前走の距離別成績では、1800m【5.6.4.57】を使った馬が圧倒的に多く、複勝率20.8%と好走確率もまずまずだ。昨年は2000m以上を使った馬が1~3着を独占しており、今年も距離短縮組に注意しよう。
【主な前走のレース別成績(13~17年と10~12年の東海S)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
アンタレスS 5-5-2-37 10.2% 20.4% 24.5%
ブリリアントS 1-0-2-15 5.6% 5.6% 16.7%
フェブラリーS 1-0-1-0 50.0% 50.0% 100.0%
仁川S 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
マーチS 0-1-1-4 0.0% 16.7% 33.3%
ダイオライト記念 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
エスペランサS 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
マリーンC 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
両国S(1600万下) 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
【前走の距離別成績(13~17年と10~12年の東海S)】
前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
1400m 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
1600m 1-0-2-10 7.7% 7.7% 23.1%
1700m 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
1800m 5-6-4-57 6.9% 15.3% 20.8%
1900m 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
2000m 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
2100m 1-0-2-17 5.0% 5.0% 15.0%
2400m 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%

チェック4後方待機組は厳しい

 脚質別の成績では、前で競馬をした馬が好走する傾向にある。4コーナーを先頭で通過した馬は【2.2.0.4】は連対率50%、2番手で通過した馬【3.3.1.4】も複勝率63.6%と好成績を残している。逆に4コーナー10番手以下の馬は【0.2.0.46】でほぼ全滅。後方一気を期待するのは厳しい。
【4コーナー通過順別成績(13~17年と10~12年の東海S)】
4角位置 成績 勝率 連対率 複勝率
4角1番手 2-2-0-4 25.0% 50.0% 50.0%
2番手 3-3-1-4 27.3% 54.5% 63.6%
3番手 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
4~6番手 1-0-4-20 4.0% 4.0% 25.0%
7~9番手 1-1-2-21 4.0% 8.0% 16.0%
10番手以下 0-2-0-46 0.0% 4.2% 4.2%

チェック5栗東坂路で強目に追った馬

 PC用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で追い切りのコース別成績を調べたところ、馬券に絡んだ馬が多かったのは栗東坂路組【3.6.4.40】の13頭で、複勝率も24.5%とまずまずだった。美浦南W組【0.0.1.14】は成績がよくなかった。
 栗東坂路組の特徴は、脚色が強目(末強目も含む)【0.3.2.4】だと複勝率55.6%と好成績だった。馬ナリ【0.1.0.10】は凡走する馬が多く、一杯(末一杯、叩一杯も含む)【3.2.2.26】は複勝率21.2%と平均的だった。栗東坂路で強目に追い切った馬が狙い目だ。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(13~17年と10~12年の東海S)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 3-6-4-40 5.7% 17.0% 24.5%
CW 4-1-1-25 12.9% 16.1% 19.4%
1-0-1-10 8.3% 8.3% 16.7%
美浦 南W 0-0-1-14 0.0% 0.0% 6.7%
その他 0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%
【栗東坂路組の脚色別成績(13~17年と10~12年の東海S)】
脚色 成績 勝率 連対率 複勝率
馬ナリ 0-1-0-10 0.0% 9.1% 9.1%
強目 0-3-2-4 0.0% 33.3% 55.6%
一杯 3-2-2-26 9.1% 15.2% 21.2%