重賞データcheck

 今週は芝の短距離重賞・シルクロードSが京都芝1200mで行われる。さらに、東京ではダート重賞・根岸Sも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第23回 シルクロードS(G3)

写真:競馬ブック

1月28日(日) 京都競馬場 芝1200m

 高松宮記念に繋がるスプリント路線の一戦・シルクロードS。復活を期す実績馬や、ここをG1制覇の足がかりとしたい馬など、さまざまなタイプの馬が出走する一戦だ。08年や11年には、前々年のNHKマイルCで2、1着だったファイングレイン、ジョーカプチーノが勝利を挙げ、ファイングレインは次走・高松宮記念制覇にも繋げた。また、12年のロードカナロア、13年のドリームバレンチノ、14年のストレイトガールはここを制し、後に数々の大レースで活躍。ここ2年も、このレース5着のビッグアーサー、そして2着のセイウンコウセイがそれぞれ、本番・高松宮記念で巻き返して勝利を飾っている。今年はどんな馬が勝利を手にするか、過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック1穴馬の3着に注意

 過去10年、1番人気は【2.1.0.7】と今ひとつだが、2~3番人気は計7勝を挙げ、優勝馬10頭中9頭が3番人気以内。また、4番人気も半数が馬券に絡み、ハンデ戦ながら上位人気全体としては悪くない成績だ。一方で、11番人気以下が馬券圏内に7頭と、こちらはハンデ戦らしい面も併せ持っている。特にここ5年は、連対馬10頭すべて5番人気以内、3着馬5頭はすべて7番人気以下(4頭は11番人気以下)と、連対馬は上位人気、3着は穴というパターンばかりになっている。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0% 0-1-0-4
2 4-1-0-5 40.0% 50.0% 50.0% 4-0-0-1
3 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0% 1-1-0-3
4 0-3-2-5 0.0% 30.0% 50.0% 0-2-0-3
5 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-1-0-4
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-5
7 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 0-0-1-4
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5
11~ 0-2-5-51 0.0% 3.4% 12.1% 0-0-4-24
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
1着人気 3 7 3 1 1 2 2 2 2 3
2着人気 11 6 4 14 2 4 1 3 5 4
3着人気 5 4 6 4 16 11 13 12 11 7
単勝 650円 1,250円 590円 220円 140円 540円 520円 440円 440円 670円
馬連 31,470円 5,200円 1,950円 7,890円 680円 2,380円 380円 1,620円 2,440円 2,270円
馬単 51,600円 11,110円 4,130円 11,040円 850円 4,340円 1,250円 2,980円 4,290円 4,710円
3連複 94,650円 14,690円 9,680円 29,100円 28,960円 17,920円 8,870円 21,400円 46,300円 7,860円
3連単 645,710円 91,040円 45,980円 121,520円 73,940円 68,270円 46,380円 80,310円 161,190円 40,820円

チェック2ハンデは55キロ以上が中心に

 ハンデ別では、52キロ以下は好走がなく、53キロ台も好走3頭は3着止まり。連対馬10頭はすべて54キロ以上だ。ただ、54キロも複勝率12.8%と今ひとつに終わっており、中心は55キロ以上の馬から選びたい。特にここ3年は3着以内の9頭全馬が55キロ以上と、近年はこの傾向がより強まっている。
【ハンデ別成績(過去10年)】
斤量 成績 勝率 連対率 複勝率
52kg台以下 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
53kg台 0-0-3-14 0.0% 0.0% 17.6%
54kg台 1-2-2-34 2.6% 7.7% 12.8%
55kg台 3-2-1-19 12.0% 20.0% 24.0%
56kg台 1-3-3-25 3.1% 12.5% 21.9%
57kg台 3-2-1-21 11.1% 18.5% 22.2%
58kg台 2-0-0-4 33.3% 33.3% 33.3%
59kg台 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%

チェック34歳馬苦戦、5~6歳が軸

 年齢別では、牡、牝ともに5~6歳馬が好成績。昨年こそ馬券に絡んだのは3着セカンドテーブル1頭だけだったが、過去10年のうち8回は、この5~6歳から2頭以上が馬券圏内に入っている。一方、4歳馬は牡牝合わせて【1.2.0.29】で複勝率はひと桁の9.4%と苦戦。また、7歳以上も好走馬は6頭いるものの、複勝率は牡牝計で10.9%止まりと、やはり5~6歳とは差がある。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 4歳 1-1-0-17 5.3% 10.5% 10.5%
5歳 3-3-3-16 12.0% 24.0% 36.0%
6歳 2-3-2-22 6.9% 17.2% 24.1%
7歳~ 1-2-3-40 2.2% 6.5% 13.0%
牝馬 4歳 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
5歳 1-0-1-5 14.3% 14.3% 28.6%
6歳 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
7歳~ 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%

チェック4淀短距離S組なら上位人気の好走馬を

 前走のクラス別では、オープン特別組が【5.5.6.59】、中でも同じ京都1200mの淀短距離S組が【2.5.4.29】複勝率27.5%と、好走馬が多い。
 その淀短距離S組の好走馬を見ると、11頭中10頭は同レース5番人気以内、そして9頭は同レース3着以内(8頭は連対馬)。この組は上位人気で好走してきた馬が狙い目だ。好走馬が毎年出るようになった12年以降では、同レース連対馬は【1.4.2.4】複勝率63.6%を記録する。  なお、ハンデ戦だが、前走条件戦の馬は【0.0.2.15】に終わっている。前走中央重賞組は【5.5.2.53】複勝率18.5%。
【前走淀短距離Sからの好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走人気 前走着順
08 ファイングレイン 3 1 4 1
ステキシンスケクン 5 3 3 3
12 エーシンダックマン 2 2 2 1
13 メイショウデイム 11 3 11 2
14 レディオブオペラ 1 2 1 1
15 アンバルブライベン 2 1 3 2
サドンストーム 3 2 2 5
16 ローレルベローチェ 5 2 1 1
ワキノブレイブ 11 3 4 8
17 セイウンコウセイ 4 2 5 1
セカンドテーブル 7 3 2 2

チェック5穴は「単走」追い切り馬

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」「競馬道 調教マスター」で過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、併せ馬で追われた馬は【2.2.3.31】複勝率18.4%、単走追い切り馬は【8.8.7.97】同19.2%。好走馬数には1対3ほどの違いはあるが、複勝率では併せ馬と単走に大差はない。
 しかし、6番人気以下の好走馬に限定すると、表にあるように該当11頭中10頭は単走追い切り馬だった。全人気で見ても併せ馬は少なかったとはいえ、それでも好走馬全体の23.3%。6番人気以下で併せ馬は11頭中1頭(同9.1%)に過ぎず、穴を狙うなら単走追い切り馬だ。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【6番人気以下の好走馬の追い切り(過去10年)】
馬名 コース 時計 位置 脚色 併せ
08 コパノフウジン 11 2 栗東坂 2回 52.0-38.4-25.3-12.6 一杯
09 ソルジャーズソング 6 2 栗東坂 1回 55.0-39.9-26.0-13.2 一杯
アーバンストリート 7 1 栗東坂 1回 53.8-39.3-26.1-13.5 一杯
10 シンボリグラン 6 3 美南坂 1回 50.1-37.0-24.5-12.1 一杯
11 アーバニティ 14 2 美南W 66.3-51.6-38.7-13.2 7 馬ナリ
12 ケンブリッジエル 16 3 栗東坂 1回 54.2-39.3-25.7-12.9 馬ナリ
13 メイショウデイム 11 3 栗東坂 1回 53.9-38.6-25.2-12.7 一杯
14 リトルゲルダ 13 3 栗東坂 1回 53.4-39.1-25.6-13.0 叩一杯 0.7秒先着
15 セイコーライコウ 12 3 美南坂 2回 59.5-41.9-27.8-14.0 末強目
16 ワキノブレイブ 11 3 栗東CW 81.4-66.0-51.7-38.5-11.9 7 直強目
17 セカンドテーブル 7 3 栗東CW 81.0-50.0-37.2-12.3 9 一杯

第32回 根岸ステークス(G3)

写真:競馬ブック

1月28日(日)東京競馬場 ダ1400m

 2月に行われるダートのG1フェブラリーSのステップレース「根岸」というのは江戸時代末期に、わが国初の近代競馬場が設置された横浜競馬場の所在地名に由来している。この競走は87年に開設され、開催時期や距離が何度か変更された後、01年に現在と同じ条件となった。近年では16年のモーニンがこのレースとフェブラリーSを連勝し、12年のテスタマッタが根岸S3着からフェブラリーSを勝利している。昨年はカフジテイクが勝利し、同馬はその後フェブラリーSで3着に好走した。今年もこのレースからダート界のスター候補が誕生するのか? 過去のデータからレースの傾向を探る。

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チェック1近年は1番人気が3連勝中

 平均配当は馬連が3947円、3連単が10万4948円。1番人気【4.2.0.4】は連対率60%とまずまずで、15年から3連勝中。2、3番人気は複勝率20、30%と成績がよくない。4、5番人気はどちらも複勝率50%と安定しているが、6~9番人気はいずれも1頭しか馬券に絡んでいない。二桁人気は5頭が馬券に絡んでいる。1番人気から手広く流したい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 4-2-0-4 40.0% 60.0% 60.0%
2 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
3 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
4 3-0-2-5 30.0% 30.0% 50.0%
5 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
6 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10~ 1-0-4-65 1.4% 1.4% 7.1%

チェック2じっくり間隔をあけた馬が好成績

 レース間隔別の成績では、中9週以上【6.1.2.18】が6勝しており、複勝率は33.3%と高かった。中1週【0.3.1.8】も複勝率33.3%と好成績だったが、中2週【0.1.0.22】は同4.3%とほぼ全滅で、中3週【0.1.2.20】も同13%と好走確率が悪かった。中1週の強行軍か、久々の馬が狙い目だ。
【レース間隔別の成績(過去10年)】
間隔 成績 勝率 連対率 複勝率
連闘 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
中1週 0-3-1-8 0.0% 25.0% 33.3%
中2週 0-1-0-22 0.0% 4.3% 4.3%
中3週 0-1-2-20 0.0% 4.3% 13.0%
中4~8週 4-4-5-61 5.4% 10.8% 17.6%
中9週以上 6-1-2-18 22.2% 25.9% 33.3%

チェック3武蔵野S、ファイナルS、チャンピオンズC組が中心

 ステップレースは武蔵野S組【3.0.1.4】が複勝率50%と好成績を残しており、最近4年で3頭勝ち馬を輩出している。勝利した3頭の武蔵野Sの着順は4、2、3着だった。ファイナルS組(13年まではギャラクシーS)【3.2.1.15】やチャンピオンズC組(14年まではJCダート)【2.1.1.9】もまずまずの成績を残している。カペラS組【1.1.1.22】は複勝率12.0%で好走確率があまりよくない。
 前走の距離別成績は1600m以上は複勝率が高いが、1200m【1.4.1.50】は複勝率10.7%と低調。距離延長組よりも距離短縮組を狙おう
【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
武蔵野S 3-0-1-4 37.5% 37.5% 50.0%
ファイナルS(ギャラクシーSも含む) 3-2-1-15 14.3% 23.8% 28.6%
チャンピオンズC(JCダートも含む) 2-1-1-9 15.4% 23.1% 30.8%
カペラS 1-1-1-22 4.0% 8.0% 12.0%
エルムS 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
エニフS 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
大和S 0-2-1-5 0.0% 25.0% 37.5%
ジャニュアリーS 0-1-0-23 0.0% 4.2% 4.2%
JBC・スプG1 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
ガーネットS 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
1600万下 0-1-1-8 0.0% 10.0% 10.0%
兵庫ゴールドC 0-0-1-15 0.0% 0.0% 6.3%
師走S 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
東京大賞典 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
霜月S 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%
【前走の距離別成績(過去10年)】
前走距離 成績 勝率 連対率 複勝率
1000m 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
1200m 1-4-1-50 1.8% 8.9% 10.7%
1400m 3-5-5-50 4.8% 12.7% 20.6%
1500m 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
1600m 3-0-1-9 23.1% 23.1% 30.8%
1700m 1-0-0-2 33.3% 33.3% 33.3%
1800m 1-1-2-10 7.1% 14.3% 28.6%
2000m 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
2100m 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%

チェック4前で競馬する人気馬は危険

 脚質別の成績では、後ろから競馬をした馬が好成績を残している。1着馬は10頭中8頭が4コーナーを7番手以下で通過していた。馬券に絡んだ30頭の内、18頭が4コーナー7番手以下で、6番手以内だった馬は12頭だった。また、4コーナーを1~3番手で通過した1~3番人気【1.2.0.7】は苦戦しており、人気で消える可能性が高い4コーナーを10番手以下で通過した馬【5.2.5.47】が複勝率20.7%と好成績を残しており、しっかり脚をためて直線勝負する馬を買うべし。
【4コーナー通過順別の成績(過去10年)】
4角位置 成績 勝率 連対率 複勝率
1番手 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
2番手 0-1-1-9 0.0% 9.1% 18.2%
3番手 2-2-2-11 11.8% 23.5% 35.3%
4~6番手 0-3-0-23 0.0% 11.6% 11.6%
7~9番手 3-1-2-30 8.3% 11.1% 16.7%
10番手以下 5-2-5-47 8.5% 11.9% 20.3%

チェック5栗東坂路で強目に追った馬は危険

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」を使い、過去10年の追い切りコース別の成績を検証した。好走馬がもっとも多かったのは栗東坂路組【5.9.6.59】で、馬券圏内30頭中20頭を占めていた。好走確率が高いのは栗東CW組【4.1.2.18】で複勝率28%だった。
 栗東坂路組の脚色別の成績は、馬ナリ【1.3.0.6】が複勝率40%と好成績だった。一杯(叩一杯なども含む)【4.6.6.29】は複勝率29.1%とまずまずだったが、強目(末強目も含む)【0.0.0.13】は全滅だった。栗東坂路で強目に追った馬は危険といえる。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去10年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 5-9-6-59 6.3% 17.7% 25.3%
CW 4-1-2-18 16.0% 20.0% 28.0%
0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
美浦 南坂路 1-0-0-15 6.3% 6.3% 6.3%
南W 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1%
南P 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
南D 0-0-0-6 0.0% 0.0% 0.0%
北C 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
【栗東坂路組の脚色別成績(過去10年)】
脚色 成績 勝率 連対率 複勝率
馬ナリ 1-3-0-6 10.0% 40.0% 40.0%
強目 0-0-0-13 0.0% 0.0% 0.0%
一杯 4-6-6-39 7.3% 18.2% 29.1%