重賞データcheck

 今週は今年の最終開催日。28(木)に2歳G1に昇格したホープフルSが中山芝2000mで行われる。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第34回 ホープフルS(G1)

写真:競馬ブック

12月28日(木)中山競馬場 芝2000m

 今年からG1に昇格したホープフルS。そのレース名は13年まで同コースで行われていたオープン特別と同じだが、「第34回」の回次は、13年までの「ラジオNIKKEI杯2歳S」からのもので、同レースが中山に移動した形だ。
 そのラジオNIKKEI杯2歳Sは素質馬が多く出走していたレースで、07年以降の優勝馬だけを見ても、ロジユニヴァース、ワンアンドオンリーのダービー馬2頭に、皐月賞馬ヴィクトワールピサ、そして菊花賞馬エピファネイア。中山のホープフルSになってからは、昨年のレイデオロが見事に日本ダービーを制した。今年、クラシックに向け羽ばたくのはどの馬か。「ラジオNIKKEI杯2歳S」の07~13年と、14年以降の「ホープフルS」を合わせた10年の傾向を見てみたい

過去のデータをCheck!

チェック11~2番人気は安定、中位人気は中山で不振

 過去10年、1、2番人気はそれぞけ複勝率70.0%、80.0%と安定した成績。中山のホープフルSになった過去3回でも、1番人気は連対率66.7%、2番人気は複勝率100%と、人気馬が強い傾向に変わりはない。ただ、8番人気以下の好走馬4頭のうち、3頭はここ3年、中山に移動してからのもの。一昨年こそ3連単7790円に収まったものの、14年は34万馬券、昨年も単勝1.5倍のレイデオロが勝ちながら1万5250円。ここにきて4~7番人気がまったく馬券に絡めていないことは頭に入れておきたい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 中山
1 3-3-1-3 30.0% 60.0% 70.0% 1-1-0-1
2 2-2-4-2 20.0% 40.0% 80.0% 1-0-2-0
3 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 1-0-0-2
4 3-0-0-7 30.0% 30.0% 30.0% 0-0-0-12
5 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
7 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
8 0-3-0-6 0.0% 33.3% 33.3% 0-2-0-1
9 0-0-1-8 0.0% 0.0% 11.1% 0-0-1-2
10 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
11~ 0-0-0-39 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-13
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
コース 阪神(ラジオNIKKEI杯2歳S) 中山(ホープフルS)
1着人気 4 2 1 4 4 1 7 2 3 1
2着人気 1 1 2 2 3 5 8 8 1 8
3着人気 6 7 7 5 2 2 1 9 2 2
単勝 730円 580円 160円 690円 1,000円 190円 1,370円 450円 740円 150円
馬連 1,630円 230円 450円 1,400円 3,100円 2,170円 10,460円 9,330円 1,220円 2,380円
馬単 3,490円 920円 610円 3,290円 6,590円 3,080円 25,580円 15,000円 2,850円 2,670円
3連複 2,890円 1,870円 2,190円 5,310円 3,010円 1,230円 10,830円 76,660円 840円 3,600円
3連単 42,180円 11,050円 7,040円 27,670円 30,970円 8,710円 97,270円 345,220円 7,790円 15,250円

チェック2中山では6~11番が好成績

 中山の「ホープフルS」として行われた過去3回の成績を見ると、前述の人気以外では、まず中枠の好走が目立ち、馬番で6~11番が【2.3.3.9】複勝率47.1%をマーク。それ以外は後のダービー馬・昨年のレイデオロ(2枠2番)で、よほどの実力馬であれば枠は関係さそうだが、まずは6~11番あたりを引いた馬には注目したい。また前走は、好走9頭すべてが2番人気以内での1着、そして8頭が1800m以上だった。
【ホープフルS過去3回の結果】
馬名 人気 着順 着差 通過順 位置 上がり 馬体重 前走
14 5 10 シャイニングレイ 2 1 2.01.9 3-3-3-3 35.6 510 新馬1着
3 6 コメート 8 2 1 1/4 3-3-3-3 最内 35.8 490 きんもくせい特別1着
4 7 ブラックバゴ 9 3 ハナ 13-11-11-11 最内 34.9 502 未勝利1着
前後半:61秒5-60秒4 単勝:450円 馬連:9330円 馬単:15000円 3連複:76660円 3連単:345220円
15 5 6 ハートレー 3 1 2.01.8 8-9-9-7 大外 34.3 484 新馬1着
6 9 ロードクエスト 1 2 1 1/4 12-12-11-7 大外 34.1 452 新潟2歳S1着
6 8 バティスティーニ 2 3 1 3/4 8-8-7-6 35.1 470 黄菊賞1着
前後半:62秒1-59秒7 単勝:740円 馬連:1220円 馬単:2850円 3連複:840円 3連単:7790円
16 2 2 レイデオロ 1 1 2.01.3 12-12-11-8 35.7 476 葉牡丹賞1着
7 11 マイネルスフェーン 8 2 1 1/4 10-9-9-8 最内 36.0 438 未勝利1着
4 6 グローブシアター 2 3 1 1/4 8-9-9-8 大外 36.2 432 新馬1着
前後半:60秒3-61秒0 単勝:150円 馬連:2380円 馬単:2670円 3連複:3600円 3連単:15250円

チェック3前走は1800m以上・2番人気以内1着馬

 表は、前走の距離や着順、人気について「ラジオNIKKEI杯2歳S」時代も含め集計したのだ。過去10年では前走2着以下、前走3番人気以下、そして前走1600m以下からの好走馬も少なからず見られるが、「ホープフルS」にかぎると一転、Check2で触れたように、「前走1800m以上で2番人気以内1着」の馬ばかり(9頭中8頭)になる。レースの位置づけは「ラジオNIKKEI杯2歳S」を引き継いだものの、前走からの傾向はかなり極端なものに変わってきただけに、今後もこの傾向が続くと考えるのが妥当だろう。
【前走距離、着順、人気別成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率 中山 同複勝率
1400m 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-2 0.0%
1600m 1-4-1-17 4.3% 21.7% 26.1% 0-1-0-4 20.0%
1800m 2-5-7-41 3.6% 12.7% 25.5% 0-1-2-11 21.4%
2000m 7-1-2-45 12.7% 14.5% 18.2% 3-1-1-17 22.7%
1着 7-7-8-56 9.0% 17.9% 28.2% 3-3-3-15 37.5%
2着以下 3-3-2-50 5.2% 10.3% 13.8% 0-0-0-19 0.0%
1番人気 6-5-7-26 13.6% 25.0% 40.9% 2-3-2-9 43.8%
2番人気 2-1-2-18 8.7% 13.0% 21.7% 1-0-1-5 28.6%
3番人気以下 2-4-1-62 2.9% 8.7% 10.1% 0-0-0-20 0.0%

チェック4併せ馬優勢、穴は美浦南坂路組

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で過去9年の出走馬の追い切りを分析すると、併せ馬で追われた馬が複勝率25.8%をマークし、単走の同12.1%に大差をつけている。併せて先着した馬はもちろんのこと、同入や遅れの馬でも高複勝率を記録している点は注目だ。中山の3年では複勝率の差は縮まっているものの、好走馬数は併せ馬6頭に対し単走3頭だ。
 その中山3年間について追い切りコース別の成績も見ると、美浦南坂路追い切り馬が、昨年優勝のレイデオロなど、なんと複勝率55.6%をマーク。特に穴馬の健闘が目立ち、14年8番人気2着のコメート、同9番人気3着のブラックバゴ、そして昨年8番人気2着のマイネルスフェーンと、この3年、穴で好走した馬はすべて坂路で追い切った馬だった。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別成績(過去3年)】
コース 成績 勝率 連対率 複勝率
美浦南坂路 1-3-1-4 11.1% 44.4% 55.6%
美浦南W 1-0-0-14 6.7% 6.7% 6.7%
美浦南D 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
栗東坂路 1-0-0-10 9.1% 9.1% 9.1%
栗東CW 0-0-2-3 0.0% 0.0% 40.0%
地方 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%