重賞データcheck

 今週は金土日の3日間開催。芝2500mで争われるアルゼンチン共和国杯のほか、京王杯2歳S、ファンタジーS、みやこSが行われる。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第55回 アルゼンチン共和国杯(G2)

写真:競馬ブック

11月5日(日) 東京競馬場 芝2500m

 秋の東京開催における長距離G2として定着している一戦。ここからジャパンCや有馬記念に進む馬も見られ、一昨年の優勝馬・ゴールドアクターは次走で有馬記念を制覇。08年の優勝馬・スクリーンヒーローはジャパンCを制するなどの活躍を見せている。また、冬~春に行われる数々の長距離重賞を経て、翌春の天皇賞へ向かう馬も多い。昨年の優勝馬・シュヴァルグランは、今春の天皇賞で前年よりひとつ着順を上げ2着と好走。3年前の勝ち馬・フェイムゲームも、翌年の天皇賞(春)で2着に入っている。翌春の、あるいは早ければこの秋のG1で飛躍を遂げる馬は出現するのか。過去の傾向を見てみたい。

過去のデータをCheck!

チェック1近3年の好走馬はすべて4番人気以内

 過去10年、1番人気は複勝率40.0%と少し物足りないが、2~4番人気は計【6.8.4.12】同60.0%の好成績だ。以前は人気薄の好走馬も見られたものの、ここ4年は連続して2着4番人気-3着3番人気の組み合わせ。特に近3年は勝ち馬も1~2番人気のため、5番人気以下の馬は出番がなくなっている。ハンデ戦ながら、上位人気を中心視したいレースだ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去3年
1 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0% 1-0-0-2
2 4-2-0-4 40.0% 60.0% 60.0% 2-0-0-1
3 2-1-4-3 20.0% 30.0% 70.0% 0-0-3-0
4 0-5-0-5 0.0% 50.0% 50.0% 0-3-0-0
5 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
6 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-0-3
7 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-3
8 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-0-3
9 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-0-3
10 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-3
11~ 1-0-0-71 1.4% 1.4% 1.4% 0-0-0-21
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
1着人気 2 3 11 1 3 2 7 2 1 2
2着人気 10 2 4 2 1 3 4 4 4 4
3着人気 9 1 10 9 8 6 3 3 3 3
単勝 510円 890円 2,510円 310円 630円 380円 1,270円 490円 210円 390円
馬連 6,770円 1,500円 13,520円 950円 1,620円 1,060円 5,050円 1,510円 1,460円 1,110円
馬単 10,510円 3,520円 34,080円 1,580円 3,180円 1,870円 12,060円 2,590円 2,150円 2,140円
3連複 32,480円 1,480円 121,040円 11,820円 10,810円 3,130円 8,250円 3,310円 3,990円 1,690円
3連単 175,250円 10,090円 922,600円 42,830円 48,520円 12,740円 71,300円 14,480円 14,570円 8,290円

チェック2軽ハンデ馬は苦戦

 穴馬の好走が少ないこともあり、軽ハンデ馬は苦戦傾向にある。50キロ以下は好走がなく、51~52キロは好走しても3着まで。53~54キロになると優勝馬も出ているが、07年アドマイヤジュピタと08年スクリーンヒーローの2頭以外はすべて着外。09年以降の8年は好走ゼロに終わっている。近4年の3着以内はすべて55キロ以上で、軽ハンデ馬は狙いづらい
【ハンデ別成績(過去10年)】
ハンデ 成績 勝率 連対率 複勝率
50kg台以下 0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
51kg台 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
52kg台 0-0-2-10 0.0% 0.0% 16.7%
53kg台 1-0-0-14 6.7% 6.7% 6.7%
54kg台 1-0-0-25 3.8% 3.8% 3.8%
55kg台 1-3-4-19 3.7% 14.8% 29.6%
56kg台 3-3-1-23 10.0% 20.0% 23.3%
57kg台 3-3-1-23 10.0% 20.0% 23.3%
58kg台 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%
59kg台 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

チェック3人気馬なら4歳馬

 牡・セン馬の年齢別では、4歳が【8.4.4.24】、中でも4番人気以内に推された馬は【8.4.1.7】で複勝率60.0%になる。逆に、5番人気以下は好走しても3着止まりのため、特に4番人気以内に推された4歳馬に注目したいレースだ。また、出走は少ないが3歳馬は2頭とも3着と、該当馬がいれば要注意。7歳以上の馬や牝馬は、ほとんどが人気薄ということもあって好走がない。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以内
牡・セン 3 0-0-2-0 0.0% 0.0% 100.0% 0-0-1-0
4 8-4-4-24 20.0% 30.0% 40.0% 8-4-1-7
5 0-4-3-39 0.0% 8.7% 15.2% 0-3-3-7
6 2-2-1-33 5.3% 10.5% 13.2% 0-2-0-3
7~ 0-0-0-37 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-1
牝馬 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-0

チェック4オープン・重賞組の巻き返しに注意

 前走でオープン・重賞に出走していた好走馬を見ると、以前は10年優勝のトーセンジョーダン(前走アイルランドT優勝)や、09年のミヤビランベリ(11番人気)など、前走連対馬や、今回人気薄馬の好走も見られた。しかし、表に掲載した過去5年では、前走連対馬の好走は皆無。また、13年のアスカクリチャン以外はすべて4番人気以内と、穴馬の好走もほぼなくなっている。前走がオープン特別や重賞なら、そこでは3着以下に敗れていながら、今回4番人気以内に支持されるような馬が狙いだ
 なお、前走条件戦組は、前走1~2番人気での連対馬が狙いになる。過去10年では、前走1~2番人気なら【4.3.1.11】、3番人気以下は【0.0.3.15】。そして前走連対馬は【4.3.4.14】、3着以下は【0.0.0.12】となる。
【前走オープン・重賞からの好走馬(過去5年)】
馬名 ハンデ 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
12 ルルーシュ 56 2 1 オールカマー 1 4
13 アスカクリチャン 56 7 1 アイルランドT 2 4
アドマイヤラクティ 57.5 4 2 京都大賞典 5 4
ルルーシュ 57.5 3 3 札幌記念 3 15
14 フェイムゲーム 57 2 1 オールカマー 4 6
クリールカイザー 56 4 2 オールカマー 12 3
スーパームーン 55 3 3 アイルランドT 3 3
15 メイショウカドマツ 55 4 2 オールカマー 10 7
レーヴミストラル 55 3 3 ダービー 4 9
16 シュヴァルグラン 58 2 1 宝塚記念 5 9
アルバート 57 4 2 天皇賞(春) 6 6

チェック54番人気以下ならWコースの助手騎乗

 Check1にあったように、このレースではあまり穴馬の好走は多くない。ただ、パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で分析すると、過去9年、4番人気以下の好走馬11頭中9頭は助手騎乗での追い切り馬。そして同じく9頭が、美浦南Wか栗東CWコースでの追い切りという偏りが見られた。4番人気以下なら、助手騎乗、Wコース追い切り馬に注目したい。もうひとつ、過去5年では該当6頭中5頭が併せ馬で、11年以前の単走ばかりとは一変していることにも注意が必要だ。
 なお、栗東CWは【3.4.1.19】連対率25.9%で、好走馬8頭中5頭が4番人気以下。一方、美浦南Wは【3.2.2.25】連対率15.6%で、勝ち馬3頭は1~2番人気、2~3着の4頭は4番人気以下と分かれている。その他は栗東坂路が【2.2.3.38】連対率8.9%止まり、美浦南坂路は【0.0.2.21】と連対がない「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【4番人気以下の好走馬の追い切り(過去9年)】
馬名 人気 着順 コース 騎乗 追い切り時計 位置 脚色 併せ
09 ミヤビランベリ 11 1 栗東CW 助手 83.9-68.7-54.4-40.6-13.0 8 一杯
アーネストリー 4 2 栗東CW 助手 83.0-67.2-52.6-38.9-12.8 5 馬ナリ
ヒカルカザブエ 10 3 栗東坂 助手 1回 55.8-40.3-26.2-12.9 一杯
10 コスモヘレノス 9 3 美南W 助手 70.4-54.7-39.5-12.8 6 馬ナリ
11 カワキタコマンド 8 3 美南W 助手 68.8-52.7-38.8-12.7 9 馬ナリ
12 マイネルマーク 6 3 美南D 丹内 81.7-65.4-50.7-37.3-13.0 5 馬ナリ 同入
13 アスカクリチャン 7 1 栗東CW 助手 80.7-64.8-51.1-38.2-13.1 8 一杯 アタマ先着
アドマイヤラクティ 4 2 栗東CW 助手 80.9-65.5-50.9-37.4-11.9 6 稍一杯
14 クリールカイザー 4 2 美南W 助手 65.2-50.5-36.6-13.1 2 一杯 0.3秒先着
15 メイショウカドマツ 4 2 栗東CW 蛯名 82.7-67.2-53.3-39.1-12.0 7 馬ナリ 0.6秒先着
16 アルバート 4 2 美南W 助手 53.5-38.6-12.7 6 直強目 0.4秒先着

第53回 京王杯2歳S(G2)

写真:競馬ブック

11月4日(土) 東京競馬場 芝1400m

 2歳世代の各馬にとっては最初のG2競走・京王杯2歳S。朝日杯FSのステップレースで、97年のグラスワンダーや、03年のコスモサンビームなどがこのレースと朝日杯を連勝。過去10年では、10年にこのレースを7番人気で制したグランプリボスが、朝日杯FSも制した。昨年は、優勝馬のモンドキャンノが、朝日杯FSでは7番人気ながら2着と好走。そして2着の牝馬・レーヌミノルは阪神JF3着、そして今春には桜花賞馬に輝いた。今年もG1へ向けて飛躍を遂げる馬が出現するか注目の一戦を、過去の傾向から分析してみよう。

過去のデータをCheck!

チェック1以前ほどは荒れないが、波乱を警戒

 過去10年、1番人気は【1.2.2.5】で複勝率50.0%はやや物足りない成績。2番人気以下にも広く好走馬が出ており、2桁人気でも08年のゲットフルマークス(14番人気)、14年のセカンドテーブル(11番人気)と、2頭の優勝馬を含む4頭が好走している。
 ただ、近4年で見ると好走馬12頭中11頭は6番人気以内で、7番人気以下はそのセカンドテーブル1頭だけと、以前よりは人気薄が絡みづらくなっている。それでも13~14年は3連単9万円前後、もっとも安い昨年でも1万6080円。1番人気9連敗ということもあり、平穏な決着には終わらないレースだ。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去4年
1 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0% 0-1-2-1
2 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 1-0-1-2
3 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0% 1-0-0-3
4 0-2-3-5 0.0% 20.0% 50.0% 0-1-1-2
5 3-0-0-7 30.0% 30.0% 30.0% 1-0-0-3
6 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-2-0-2
7 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 0-0-0-4
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0% 0-0-0-4
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-4
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-4
11~ 2-1-1-45 4.1% 6.1% 8.2% 1-0-0-16
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
1着人気 1 14 3 7 5 5 5 11 2 3
2着人気 12 1 4 2 9 7 6 4 6 1
3着人気 4 3 8 13 4 8 2 1 1 4
単勝 370円 6,190円 630円 1,230円 1,540円 650円 1,570円 3,440円 570円 740円
馬連 10,400円 11,210円 2,840円 3,100円 11,270円 4,900円 7,110円 9,560円 4,520円 930円
馬単 14,770円 30,020円 5,500円 7,520円 27,540円 8,700円 16,910円 23,830円 6,880円 2,580円
3連複 29,810円 18,150円 27,100円 95,590円 23,330円 47,470円 9,800円 9,620円 6,690円 2,270円
3連単 170,230円 156,340円 128,660円 515,710円 185,220円 246,630円 97,470円 89,780円 39,680円 16,080円

チェック2馬連や3連複なら内重視

 枠番別の成績を見ると、8枠が計4勝を挙げるなど、5~8枠が6勝をマーク。ただ、2~3着は計7回にとどまり、外枠のほうが該当馬が多いこともあって、連対率10.8%、複勝率は15.7%にとどまる。対して1~4枠は勝ち馬こそ4頭ながら、連対率16.7%、複勝率25.8%と、好走確率では1~4枠優勢だ。1着候補としては少し微妙ながら、馬連や3連複では内を重視したい。
【枠番別成績(過去10年)】
成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-2-1-9 7.7% 23.1% 30.8%
2 1-2-1-12 6.3% 18.8% 25.0%
3 1-1-1-15 5.6% 11.1% 16.7%
4 1-2-3-13 5.3% 15.8% 31.6%
5 1-1-0-18 5.0% 10.0% 10.0%
6 1-1-1-17 5.0% 10.0% 15.0%
7 0-1-2-18 0.0% 4.8% 14.3%
8 4-0-1-17 18.2% 18.2% 22.7%
1~4 4-7-6-49 6.1% 16.7% 25.8%
5~8 6-3-4-70 7.2% 10.8% 15.7%

チェック3前走重賞なら関西馬、1200m組

 前走クラス別の成績を見ると、重賞組が【4.2.2.23】複勝率25.8%で、オープン特別や新馬、未勝利、500万の17~19%台から一歩抜け出している。その重賞組の好走馬は、8頭中7頭が関西馬。関東馬は【0.1.0.11】だが、関西馬は【4.1.2.12】複勝率36.8%と、重賞組でも特に関西馬には注目したい。
 この組の前走着順は7着以内だが、重賞組のほとんどが該当するため、あまり参考にはならない。また、デイリー杯2歳Sの施行時期変更があり、近年は函館2歳S、小倉2歳Sと、1200m戦から好走馬が出ている。1600mの新潟2歳S組は【0.0.0.5】と好走がない。
【前走重賞からの好走馬(過去10年)】
馬名 所属 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
08 フィフスペトル 美浦 1 2 函館2歳S 2 1
09 エイシンアポロン 栗東 3 1 デイリー杯2歳S 5 2
10 グランプリボス 7 1 デイリー杯2歳S 3 7
12 カオスモス 8 3 デイリー杯2歳S 9 5
13 ラブリープラネット 2 3 小倉2歳S 3 3
14 セカンドテーブル 11 1 小倉2歳S 6 7
16 モンドキャンノ 3 1 函館2歳S 1 2
レーヌミノル 1 2 小倉2歳S 1 1

チェック4500万条件以下の組なら前走1~2番人気馬

 前走新馬・未勝利・500万からの好走馬は表の14頭。こちらは関東馬、関西馬が入り交じっているが、前走人気は14頭中12頭が1~2番人気だった。この組の前走1~2番人気馬全体の成績は【3.4.5.30】複勝率28.6%、前走3番人気以下は【0.1.1.33】同5.7%と大差がついており、まずは前走1~2番人気に推された馬から選びたい。また、重賞組とは一転、こちらは前走1200m出走馬は【0.0.0.13】に終わっている。
 なお、表は掲載しなかったが、前走オープン特別組のうち、12年以降の好走馬は、12年2着のラブリーデイなど、4頭すべてが前走1~2番人気での優勝馬だった。500万条件組も13年以降は同様で、前走が重賞以外なら「1~2番人気1着」が近年の傾向だ。
【前走新馬・未勝利・500万からの好走馬(過去10年)】
馬名 所属 人気 着順 前走 前走距離 前走人気 前走着順
07 ドリームシグナル 栗東 12 2 未勝利 芝16 2 1
レッツゴーキリシマ 栗東 4 3 かえで賞 芝14 1 1
08 エイシンタイガー 栗東 3 3 かえで賞 芝14 1 3
09 アニメイトバイオ 美浦 4 2 サフラン賞 芝14 5 1
10 リアルインパクト 美浦 2 2 新馬 芝14 1 1
テイエムオオタカ 美浦 13 3 未勝利 芝14 6 1
11 レオアクティブ 美浦 5 1 くるみ賞 芝14 2 2
オリービン 栗東 4 3 未勝利 芝18 1 1
13 カラダレジェンド 美浦 5 1 新馬 芝14 2 1
クインズハリジャン 栗東 6 2 未勝利 芝14 1 1
14 ニシノラッシュ 美浦 1 3 くるみ賞 芝14 1 1
15 ボールライトニング 栗東 2 1 新馬 芝14 1 1
アドマイヤモラール 美浦 6 2 未勝利 芝16 1 1
16 ディバインコード 美浦 4 3 アスター賞 芝16 2 1

チェック5栗東組優勢、美浦ならコース追い

 過去9年の好走馬の追い切りを、パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で分析すると、栗東組は坂路とコースで勝率、連対率はほぼ互角。一昨年まではやや坂路優勢だったが、昨年がCW組のワンツー決着だったこともあり、複勝率ではコース組が坂路組を上回ってきた。対して美浦は南坂路組が複勝率ですらひと桁の8.0%。コース追いも栗東組に比べれば見劣るものの、全体で好走馬8頭、複勝率15.1%を記録しており、坂路組よりは狙いやすい。昨年も3着のディバインコードはコース追いだった。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別成績(過去9年)】
追い切りコース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 4-2-3-25 11.8% 17.6% 26.5%
コース計 2-2-3-13 10.0% 20.0% 35.0%
CW 2-2-3-12 10.5% 21.1% 36.8%
旧DW 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
美浦 南坂路 0-1-1-23 0.0% 4.0% 8.0%
コース計 2-4-2-45 3.8% 11.3% 15.1%
南W 0-4-2-39 0.0% 8.9% 13.3%
南P 1-0-0-4 20.0% 20.0% 20.0%
南芝 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
北C 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

第22回 ファンタジーステークス(G3)

写真:競馬ブック

11月3日(土)京都競馬場 芝1400m

 2歳牝馬の頂点を決める阪神ジュベナイルフィリーズのステップレースであるファンタジーS。毎年、将来性のある素質馬が数多く出走して、ハイレベルのレースが繰り広げられている。最近10年では、12年の2着馬ローブティサージュが続く阪神ジュベナイルフィリーズを制している。また、10年のホエールキャプチャ、11年のアイムユアーズは、このレースを使った後に阪神ジュベナイルフィリーズで2着と好走している。昨年は1番人気ミスエルテが勝利を収めた。今年、このレースで勝利して、2歳女王候補に名乗りを挙げるのはどの馬か。過去のデータからレースの傾向を占う。

過去のデータをCheck!

チェック11、4番人気が中心

 平均配当は馬連が9759円、3連単は20万7844円と荒れている。馬連は過去10年で5回も万馬券が飛び出している。1番人気【1.2.2.5】は今ひとつの成績だが、掲示板を外したことはなく上位には確実に来ている。2、3番人気は不調だが、4番人気【3.2.0.5】が好調だ
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0%
2 1-0-2-7 10.0% 10.0% 30.0%
3 0-0-3-7 0.0% 0.0% 30.0%
4 3-2-0-5 30.0% 50.0% 50.0%
5 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
6 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
7 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0%
8 2-0-0-8 20.0% 20.0% 20.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 2-1-2-53 3.4% 5.2% 8.6%

チェック21月生まれに注意!

 生まれ月別の成績では、3月生まれ【4.0.3.39】が最多の4勝を挙げているが、複勝率は15.2%と平均的。1月生まれ【1.4.1.7】は、数は少ないが複勝率46.2%と好走確率が高い。2歳の重賞だけに、早く生まれた馬にアドバンテージがあるようだ
【生月別成績(過去10年)】
生月 成績 勝率 連対率 複勝率
3月生 4-0-3-39 8.7% 8.7% 15.2%
4月生 3-2-5-34 6.8% 11.4% 22.7%
2月生 2-3-1-31 5.4% 13.5% 16.2%
1月生 1-4-1-7 7.7% 38.5% 46.2%
5月生 0-1-0-7 0.0% 12.5% 12.5%

チェック3今年も未勝利組が1頭は馬券に絡む

 ステップレースで好走確率が高いのは重賞のデイリー杯2歳S組【2.2.0.1】だが、14年から開催時期が変更されファンタジーSの1週後に行われるため、参戦することは不可能になった。好走馬が多いのは未勝利組【2.2.5.17】で、最近9年連続で毎年1頭ずつ馬券に絡んでいる
 前走の着順別成績では、前走1着か2着が好走するケースが目立っている。前走3着以下からファンタジーSで馬券圏内に好走したのは7頭。その内訳はデイリー杯2歳Sが4頭で、札幌2歳S、小倉2歳、ききょうSが1頭ずつ。つまり3着以下から巻き返すことができたのは7頭中6頭が重賞だった。
【主な前走のレース別成績(過去10年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
未勝利 2-2-5-17 7.7% 15.4% 34.6%
デイリー杯2歳S 2-2-0-1 40.0% 80.0% 80.0%
小倉2歳S 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
りんどう賞(500万下) 1-3-1-25 3.3% 13.3% 16.7%
新馬 1-1-0-20 4.5% 9.1% 9.1%
函館2歳S 1-0-2-4 14.3% 14.3% 42.9%
すずらん賞 1-0-0-3 25.0% 25.0% 25.0%
新潟2歳S 0-1-1-3 0.0% 20.0% 40.0%
新馬 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
ききょうS 0-1-0-4 0.0% 20.0% 20.0%
【前走の着順別成績(過去10年)】
前走の着順 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 3-4-8-59 4.1% 9.5% 20.3%
2着 4-2-1-12 21.1% 31.6% 36.8%
3着 0-0-0-12 0.0% 0.0% 0.0%
4着 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
5着 0-0-0-9 0.0% 0.0% 0.0%
6~9着 2-3-0-14 10.5% 26.3% 26.3%
10着~ 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%

チェック41戦1勝で来るのはG1級だけ

 キャリア別の成績は、新馬を勝ったばかりのキャリア1戦【1.1.0.20】が今ひとつだ。馬券に絡んだのは12年のローブティサージュ(2着)と16年のミスエルテ(1着)のみ。前者は2歳G1に勝ち、後者は2歳G1で1番人気になったように、G1級でないとキャリア1戦組は厳しい。キャリア2~4戦が1~3着馬30頭中26頭を占めており中心。キャリア5戦以上になると成績が悪くなる。
【キャリア別の成績(過去10年)】
キャリア 成績 勝率 連対率 複勝率
1戦 1-1-0-20 4.5% 9.1% 9.1%
2戦 3-3-4-36 6.5% 13.0% 21.7%
3戦 4-3-4-34 8.9% 15.6% 24.4%
4戦 1-2-2-17 4.5% 13.6% 22.7%
5戦 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
6戦 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
7戦 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
9戦 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

チェック5栗東坂路でラスト3ハロンが遅い馬は危険

 PC用調教分析ソフト競馬道調教マスターを使って、過去9年のファンタジーSの調教パターンの傾向を探った。好走馬が多かったのは栗東坂路組【4.5.6.65】だが、複勝率は18.8%と平均的。好走確率が高かったのは栗東CW組【4.4.2.20】で複勝率33.3%だった。
 好走馬の多かった栗東坂路組の上がり3ハロン別のタイムを見ると、40秒0以下【4.3.6.44】は複勝率22.8%とまずまずだったのに対して、40秒1以上【0.2.0.21】は複勝率8.7%と不調だった。栗東坂路組で上がり3ハロンの遅い馬は危険といえる。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去9年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 4-5-6-65 5.0% 11.3% 18.8%
CW 4-4-2-20 13.3% 26.7% 33.3%
0-0-0-11 0.0% 0.0% 0.0%
美浦 南坂路 1-0-1-1 33.3% 33.3% 66.7%
南W 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
南P 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
【栗東坂路組の上がり3ハロン別の成績(過去9年)】
タイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~40秒0 4-3-6-44 7.0% 12.3% 22.8%
40秒1~ 0-2-0-21 0.0% 8.7% 8.7%

第8回 みやこステークス(G3)

写真:競馬ブック

11月5日(日)京都競馬場 ダ1800m

 8回目を迎えるダートの重賞レース、みやこS。10年からチャンピオンズカップ(13年まではジャパンカップダート)の前哨戦としてはじまった。もともと11月下旬に京都競馬場ダ1800mで行われていたオープン特別のトパーズステークスが、重賞に格上げされた形だ。10年の勝ち馬トランセンドや12年の2着馬ニホンピロアワーズが続くジャパンカップダートを制覇したのをはじめ、毎年のようにこのレースの出走馬がチャンピオンズカップで好走している。昨年はアポロケンタッキーが勝利し、同馬はその後、東京大賞典を勝った。今年もチャンピオンズカップを占う上で重要な一戦となりそうだ。過去7回のデータからレースの傾向を探る。

過去のデータをCheck!

チェック1前走1、2番人気が強い

 平均配当は馬連が3385円で、3連単は4万7848円。最初の3回は堅く決まったが、その後は少し荒れてきた。1番人気【2.2.1.2】と2番人気【3.0.0.4】が過去7年で5勝している。二桁人気は全滅で、極端な人気薄の出番はなさそうだ。
 前走の人気別成績では、前走1番人気【5.3.1.12】と前走2番人気【2.3.3.14】が好成績を残しており、馬券圏内21頭中17頭を占めている。前走3番人気以下は4頭しか馬券に絡んでおらず、前走人気を背負った馬を狙おう。
【人気別成績(過去7年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-2-1-2 28.6% 57.1% 71.4%
2 3-0-0-4 42.9% 42.9% 42.9%
3 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
4 1-1-2-3 14.3% 28.6% 57.1%
5 0-0-2-5 0.0% 0.0% 28.6%
6 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%
7 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
8 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
10~ 0-0-0-43 0.0% 0.0% 0.0%
【前走の人気別成績(過去7年)】
前走人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 5-3-1-12 23.8% 38.1% 42.9%
2 2-3-3-14 9.1% 22.7% 36.4%
3 0-0-1-14 0.0% 0.0% 6.7%
4 0-1-0-10 0.0% 9.1% 9.1%
5 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
6~9 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 0-0-1-13 0.0% 0.0% 7.1%

チェック23、4歳が中心

 年齢別の成績は、4歳【6.2.1.20】が過去7年で6勝しており、複勝率も31.0%と安定している。3歳【0.3.1.8】は未勝利ながらも複勝率は33.3%と最も高い。5歳以上は苦戦しており、とくに6歳【1.0.0.15】は不振で、7歳以上の成績もよくない。
【年齢別の成績(過去7年)】
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 0-3-1-8 0.0% 25.0% 33.3%
4歳 6-2-1-20 20.7% 27.6% 31.0%
5歳 0-2-4-36 0.0% 4.8% 14.3%
6歳 1-0-0-15 6.3% 6.3% 6.3%
7歳以上 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%

チェック3ブラジルCとラジオ日本賞組に注目!

 ステップレースはバラバラ。最近好調なのがブラジルC組【2.2.0.16】で、15年ロワジャルダン、16年アポロケンタッキーと、2年連続優勝馬を輩出している。ラジオ日本賞組【1.1.1.0】は3頭すべてが馬券に絡んでおり、注目したい。それ以外では、日本テレビ盃組【1.0.0.0】や南部杯組【1.0.0.0】、帝王賞組【0.0.1.1】などの地方交流重賞組が好走確率が高い
【主な前走のレース別成績(過去7年)】
前走レース名 成績 勝率 連対率 複勝率
ブラジルC 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0%
エルムS 2-0-0-6 25.0% 25.0% 25.0%
ラジオ日本賞 1-1-1-0 33.3% 66.7% 100.0%
日本テレビ盃 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
南部杯 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
シリウスHG3 0-1-2-18 0.0% 4.8% 14.3%
シリウスS 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
レパードS 0-1-1-0 0.0% 50.0% 100.0%
京都クラウンプレミアム(1600万下) 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
平安S 0-0-1-3 0.0% 0.0% 25.0%
帝王賞 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%

チェック4外枠が不利!

 京都ダ1800mはスタート地点から最初のコーナーまで約250mとかなり短いため、内枠の先行馬が有利になる傾向にある。外枠は最初のコーナーで外を通らされるため不振で、8枠は14頭出走して1頭も馬券に絡んでいない。馬券に絡んだ頭数は1~4枠が16頭に対して、5~8枠はわずかに5頭。かなりの差があるといえる。
【枠番別の成績(過去7年)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 2-0-1-10 15.4% 15.4% 23.1%
2枠 2-2-1-8 15.4% 30.8% 38.5%
3枠 1-2-2-8 7.7% 23.1% 38.5%
4枠 0-2-1-10 0.0% 15.4% 23.1%
5枠 1-0-1-11 7.7% 7.7% 15.4%
6枠 0-1-0-12 0.0% 7.7% 7.7%
7枠 1-0-1-12 7.1% 7.1% 14.3%
8枠 0-0-0-14 0.0% 0.0% 0.0%

チェック5栗東坂路で4ハロンの速い馬

 PC用調教分析ソフト競馬道調教マスターを使って、過去7回のデータからみやこSの調教パターンの傾向を探った。馬券圏内21頭の使用したコースは栗東坂路組が11頭、栗東CW組が7頭、美浦南W組が2頭、美浦南D組が1頭だった。
 もっとも好走馬の多かった栗東坂路組のラスト4Fのタイム別成績を調べると、53秒5以下【5.3.2.18】が複勝率35.7%と好成績を残していたのに対して、53秒6以上【0.0.1.22】はさっぱりだった。栗東坂路組のラスト4ハロン53秒5以下の馬を狙おう。競馬道調教マスターについて詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去7年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 5-3-3-40 9.8% 15.7% 21.6%
CW 1-3-3-28 2.9% 11.4% 20.0%
0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
E 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
美浦 南坂路 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
南W 0-1-1-6 0.0% 12.5% 25.0%
南P 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
南D 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
北C 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
【栗東坂路の4Fタイム別成績(過去7年)】
4Fタイム 成績 勝率 連対率 複勝率
~53秒5 5-3-2-18 17.9% 28.6% 35.7%
53秒6~ 0-0-1-22 0.0% 0.0% 4.3%