重賞データcheck

 今週は3歳牝馬のG1・秋華賞が京都競馬場芝2000mで争われる。また、エリザベス女王杯の前哨戦・府中牝馬Sも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第22回 秋華賞(G1)

写真:競馬ブック

10月15日(日) 京都競馬場 芝2000m

 牝馬三冠のラストを飾る秋華賞。過去10年では10年のアパパネ、そして12年のジェンティルドンナが牝馬三冠を達成。また、ここを制した後にさらなる活躍を見せる馬も多く、そのジェンティルドンナはジャパンC2勝などを挙げたほか、14年のショウナンパンドラも翌年のジャパンCを制覇。ほかに後に有馬記念を制した07年のダイワスカーレットなどが、牡馬相手の大レースで勝ち負けを演じている。昨年の優勝馬・ヴィブロスも今春、ドバイターフを制覇。もちろん、牝馬限定のエリザベス女王杯やヴィクトリアMの好走馬も多数出ており、ラスト1冠であると同時に、今後へ向けても見逃せないレースだ。そんな一戦の、過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック1優勝馬は3番人気以内から

 過去10年、08年ブラックエンブレム(11番人気)以外の優勝馬は3番人気以内(8年連続)。その1~3番人気は各3勝、連対率も40~50%と差はないが、複勝率が1番人気から順に70.0%、60.0%、40.0%と差がついている。連単系なら1~3番人気互角で、妙味も込みなら3番人気。3連複なら1~2番人気の信頼性が高い。なお、ここ3年連対馬はすべて5番人気以内で、6番人気以下は3着まで。以前のように、中~下位人気が連対するケースはなくなっている。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去3年
1 3-1-3-3 30.0% 40.0% 70.0% 1-1-0-1
2 3-2-1-4 30.0% 50.0% 60.0% 0-0-0-3
3 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0% 2-0-0-1
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-1-1-1
5 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-2
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-3
7 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-0-0-3
8 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0% 0-0-2-1
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-3
11~ 1-0-2-76 1.3% 1.3% 3.8% 0-0-0-23
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
07 08 09 10 11 12 13 14 15 16
1着人気 2 11 2 1 2 1 3 3 1 3
2着人気 7 8 3 6 7 2 2 1 5 4
3着人気 1 16 1 2 1 6 15 4 8 8
単勝 280円 2,990円 320円 230円 310円 130円 520円 1,010円 300円 630円
馬連 5,880円 23,080円 1,340円 1,420円 3,100円 250円 950円 630円 2,790円 3,550円
馬単 7,220円 52,130円 1,840円 1,990円 4,250円 300円 2,250円 2,050円 4,100円 6,170円
3連複 4,640円 1,869,680円 640円 3,250円 1,720円 1,990円 50,030円 1,940円 22,790円 20,940円
3連単 37,630円 10,982,020円 4,640円 12,550円 12,680円 3,660円 233,560円 12,790円 85,610円 95,520円

チェック2480キロ台が好成績、プラスよりマイナス体重優勢

 馬体重別の成績を見ると、480キロ台の馬が【4.1.0.9】で勝率28.6%、連対率35.7%の好成績。数は少ないが、該当馬がいれば注目したい。出走数が多いゾーンでは、450キロ台が好走8頭で連対率17.6%、複勝率23.5%をマークする。
 また、馬体重の増減では、プラス4キロ以上の馬は1勝止まりで、複勝率も10%前後。一方で、4キロ以上のマイナスでも複勝率20%以上を確保している。牝馬には減るよりも増えた方が良さそうなタイプも多いものだが、このレースでは本番へ向けきっちり絞ってくるくらいのほうが好成績だ。
【馬体重別成績(過去10年)】
馬体重 成績 勝率 連対率 複勝率
410kg未満 0-0-0-4 0.0% 0.0% 0.0%
410kg~419kg 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
420kg~429kg 0-0-1-5 0.0% 0.0% 16.7%
430kg~439kg 1-0-0-11 8.3% 8.3% 8.3%
440kg~449kg 1-1-1-28 3.2% 6.5% 9.7%
450kg~459kg 1-5-2-26 2.9% 17.6% 23.5%
460kg~469kg 0-2-2-24 0.0% 7.1% 14.3%
470kg~479kg 1-0-1-19 4.8% 4.8% 9.5%
480kg~489kg 4-1-0-9 28.6% 35.7% 35.7%
490kg~499kg 1-0-1-7 11.1% 11.1% 22.2%
500kg~509kg 0-1-0-5 0.0% 16.7% 16.7%
510kg~519kg 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
520kg~529kg 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
+15kg~ 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
+10~14kg 0-1-0-10 0.0% 9.1% 9.1%
+4~+9kg 1-3-1-41 2.2% 8.7% 10.9%
-3~+3kg 4-4-4-58 5.7% 11.4% 17.1%
-9~-4kg 4-1-4-24 12.1% 15.2% 27.3%
-14~-10kg 1-1-1-10 7.7% 15.4% 23.1%

チェック3ローズS掲示板外では苦しい

 前走レース別では、ローズ組が過去10年【7.8.4.58】と連対馬20頭中15頭を占める。今年はそのローズSが波乱の決着になったが、前走着順別の成績を見ると、好走馬の大半は同レース5着以内馬だった。6着以下からの好走は08年11番人気1着のブラックエンブレム、そして13年15番人気3着のリラコサージュ。超人気薄の馬を買う分には悪くなさそうだが、人気で掲示板外に敗れた馬を狙うのは、過去10年の傾向からは得策とは言い難い。
【前走ローズS組の前走着順別成績(過去10年)】
ローズS 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 2-3-1-3 22.2% 55.6% 66.7%
2着 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
3着 0-2-1-7 0.0% 20.0% 30.0%
4着 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
5着 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
6着以下 1-0-1-33 2.9% 2.9% 5.7%

チェック4ローズS以外なら、前走上位人気馬を

 前走ローズS以外からの好走馬は11頭で、昨年は2頭、それ以前は各年1頭ずつ。このうち、前走が4番人気以下だったのは、ダートのシリウスSに出走したプロヴィナージュのみ。残る10頭は前走3番人気以内。また、09年以降の9頭中8頭は前走で馬券に絡んだ馬が占めており、基本的には前走が上位人気、かつ上位に入線した馬が狙いになる。
 なお昨年は、以前は不振だった紫苑S組が1、2着。同レースの重賞昇格に加え、ローズS優勝馬(シンハライト)不在と2つの要素があったが、今年もこれまで以上に警戒したほうが良さそうだ
【前走ローズS以外からの好走馬(過去10年)】
馬名 人気 着順 前走 前走人気 前走着順
07 ウオッカ 1 3 宝塚記念 1 8
08 プロヴィナージュ 16 3 シリウスS 11 16
09 ブエナビスタ 1 3 札幌記念 1 2
10 アプリコットフィズ 2 3 クイーンS 2 1
11 アヴェンチュラ 2 1 クイーンS 1 1
12 アロマティコ 6 3 1600万 1 3
13 スマートレイアー 2 2 1000万 1 1
14 ショウナンパンドラ 3 1 紫苑S 1 2
15 マキシマムドパリ 8 3 500万 1 1
16 ヴィブロス 3 1 紫苑S 3 2
パールコード 4 2 紫苑S 2 5

チェック5栗東坂路、CWでの単走追いが中心に

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で過去9年の出走馬の追い切りを分析すると、好走馬は単走中心で【6.7.6.72】。連対馬18頭中13頭が単走での追い切り馬だった。特に、栗東坂路、栗東CWでの単走追い切り馬は複勝率30%台の好成績だ
 関東馬の好走は栗東入厩馬ばかりで、昨年、1番人気のビッシュは美浦南Wで追い切って10着に敗退。「単走」かつ「その他」の2着1回は美浦ではなく、栗東の芝コースで追い切られた昨年のパールコードだ。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切り内容別成績(過去9年)】
併せ コース 成績 勝率 連対率 複勝率
先着 1-2-3-33 2.6% 7.7% 15.4%
同入 0-0-0-20 0.0% 0.0% 0.0%
遅れ 2-0-0-9 18.2% 18.2% 18.2%
単走 6-7-6-72 6.6% 14.3% 20.9%
栗東坂 4-5-3-27 10.3% 23.1% 30.8%
栗東CW 2-1-3-14 10.0% 15.0% 30.0%
その他 0-1-0-31 0.0% 3.1% 3.1%

第65回 府中牝馬ステークス(G2)

写真:競馬ブック

10月14日(土)東京競馬場 芝1800m

 エリザベス女王杯のステップレースである府中牝馬ステークス。11年にG3からG2に格上げされたことによって、前哨戦としての地位がさらに高まった。最近10年では、昨年の優勝馬クイーンズリング、12年の4着馬レインボーダリアがエリザベス女王杯を制覇している。また、08年の勝ち馬ブルーメンブラットは、続くマイルチャンピオンシップも勝利してG1馬となった。今年はどんなレースになるだろうか。過去の傾向を見てみよう。

過去のデータをCheck!

チェック14番人気が強い

 平均配当は馬連が6753円で、3連単は13万2400円で、馬連は荒れている。1番人気【0.4.2.4】は未勝利だが複勝率はまずまずで、1~5番人気の合計が【7.9.8.26】で馬券圏内30頭中24頭を占めており、上位人気が強い。とくに4番人気【5.1.0.4】が抜群の成績を残している
【人気別の成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 0-4-2-4 0.0% 40.0% 60.0%
2 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0%
3 1-1-2-6 10.0% 20.0% 40.0%
4 5-1-0-4 50.0% 60.0% 60.0%
5 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
6 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
7 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
10~ 2-1-1-64 2.9% 4.4% 5.9%

チェック24、5歳馬が中心

 年齢別の成績は、4歳【5.3.4.43】と5歳【5.6.2.56】が圧倒的に強く、馬券圏内30頭中27頭を占めている。6歳以上は今ひとつで、計32頭出走して好走したのは3頭で、いずれも6歳馬。3歳馬は同じ時期にG1の秋華賞があるので、ほとんどこのレースには参戦してこない。ただし、出走した2頭がどちらも馬券に絡んでいるので、このレースを使ってきた場合は注意が必要だ。
【年齢別成績(過去10年)】
年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
3歳 0-0-2-0 0.0% 0.0% 100.0%
4歳 5-3-4-43 9.1% 14.5% 21.8%
5歳 5-6-2-56 7.2% 15.9% 18.8%
6歳 0-1-2-19 0.0% 4.5% 13.6%
7歳以上 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%

チェック3春のG1以来となる馬は危険!

 ステップレースは、同じ牝馬限定戦のクイーンS組【3.3.1.23】が中心。クイーンS組の内訳は4歳【2.3.1.8】が複勝率42.9%と好走確率が高いのに対して、5歳以上【1.0.0.15】は不振。また、関屋記念組【0.2.2.1】が5頭中4頭が馬券に絡んでおり、要チェック!
 前走のクラス別成績では、G3組【5.7.5.66】が圧倒的に好走馬が多い。G1組【1.0.1.17】は不振で、ヴィクトリアマイル組【1.0.1.9】や安田記念組【0.0.0.5】は人気を背負って飛ぶケースが多い。春のG1組よりも、夏のG3組が狙い目といえる。
【主な前走レース別の成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
クイーンS 3-3-1-23 10.0% 20.0% 23.3%
新潟記念 1-1-0-9 9.1% 18.2% 18.2%
米子S 1-1-0-0 50.0% 100.0% 100.0%
ヴィクトリアマイル 1-0-1-9 9.1% 9.1% 18.2%
札幌記念 1-0-1-4 16.7% 16.7% 33.3%
小倉記念 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
西宮S(1600万下) 1-0-0-1 50.0% 50.0% 50.0%
小倉日経オープン 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
関屋記念 0-2-2-1 0.0% 40.0% 80.0%
マーメイドS 0-1-2-15 0.0% 5.6% 16.7%
ポートアイランドS 0-1-1-2 0.0% 25.0% 50.0%
金鯱賞 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
長岡S(1600万下) 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
三面川特別(1000万下) 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
安田記念 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
【前走のクラス別成績(過去10年)】
前走クラス 成績 勝率 連対率 複勝率
1000万下 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
1600万下 1-0-1-20 4.5% 4.5% 9.1%
オープン特別 2-2-1-9 14.3% 28.6% 35.7%
G3 5-7-5-66 6.0% 14.5% 20.5%
G2 1-1-1-8 9.1% 18.2% 27.3%
G1 1-0-1-17 5.3% 5.3% 10.5%
地方 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
海外 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%

チェック47、8枠が好調

枠番別の成績では、外枠が優勢だ。8枠【3.3.2.17】と7枠【4.0.1.17】が、馬券圏内30頭中13頭を占めている。過去10年でこのどちらの枠も馬券に絡まなかったのは、一度しかない。今年も外枠に注目したい。
【枠番別の成績(過去10年)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-2-2-13 0.0% 11.8% 23.5%
2枠 1-1-0-15 5.9% 11.8% 11.8%
3枠 0-1-2-14 0.0% 5.9% 17.6%
4枠 2-2-0-16 10.0% 20.0% 20.0%
5枠 0-1-2-17 0.0% 5.0% 15.0%
6枠 0-0-1-19 0.0% 0.0% 5.0%
7枠 4-0-1-17 18.2% 18.2% 22.7%
8枠 3-3-2-17 12.0% 24.0% 32.0%

チェック5栗東坂路で馬なりで追った馬

 過去9年の好走馬の追い切りを、PC用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で分析すると、栗東坂路組が1~3着馬24頭中17頭と他を圧倒しており、複勝率も33.3%と高い。不振なのは、栗東CW組【0.0.0.18】と栗東P組【0.0.0.7】で、どちらも1頭も馬券に絡んでいない。
 栗東坂路で追い切った馬の特徴は、馬ナリ【4.4.2.13】が複勝率43.5%と好走確率が高く、強目(末強目も含む)【2.0.1.5】も複勝率37.5%とまずまずだった。それに対して、一杯(末一杯も含む)【1.1.2.16】は複勝率20%と平凡な成績だった。栗東坂路で馬なりで追い切った馬を狙おう。「競馬道調教マスター」について詳しく知りたい人はコチラまで。
【追い切りコース別の成績(過去9年)】
場所 コース 成績 勝率 連対率 複勝率
栗東 坂路 7-5-5-34 13.7% 23.5% 33.3%
CW 0-0-0-18 0.0% 0.0% 0.0%
0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
旧DW 0-1-0-1 0.0% 50.0% 50.0%
美浦 南坂路 1-0-2-18 4.8% 4.8% 14.3%
南W 1-2-2-21 3.8% 11.5% 19.2%
南P 0-1-0-11 0.0% 8.3% 8.3%
南D 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0%
【栗東坂路組の脚いろ別の成績(過去9年)】
脚いろ 成績 勝率 連対率 複勝率
馬ナリ 4-4-2-13 17.4% 34.8% 43.5%
強目 2-0-1-5 25.0% 25.0% 37.5%
一杯 1-1-2-16 5.0% 10.0% 20.0%