重賞データcheck

 今週は伝統の中距離G1・天皇賞・秋が東京芝2000mで行われる。さらにスワンS、アルテミスSも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第160回 天皇賞・秋(G1)

10月27日(日) 東京競馬場 芝2000m

 秋の古馬頂上決戦の第1戦・天皇賞(秋)。ここからジャパンC、そして有馬記念へと続く、俗に言う「秋の古馬三冠」第一関門となる。これまで00年のテイエムオペラオー、04年のゼンノロブロイの2頭が、この3連戦3連勝を達成。ほかにも、10年のブエナビスタ、16年のモーリス、一昨年のキタサンブラックなど、近年だけを見ても数多くの名馬が優勝馬に名を連ねている。昨年はダービー馬・レイデオロが優勝。今年も多くの実力馬が登録しており、どの馬が栄光の盾を手にするのか、過去の傾向を見てみよう。

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チェック11番人気の2年連続着外はない

 過去10年、1番人気は複勝率80.0%の好成績。昨年こそスワーヴリチャードが10着敗退を喫したが、2000年以降、1番人気馬が2年連続で馬券圏外に消えたことはない。続く2番人気も複勝率60.0%となかなかの安定感を示しており、過去10年で1、2番人気が揃って連対を外したのは、10年前の09年1回のみである。その他では4勝を挙げる5番人気が目立つが、ここ4年は馬券圏内なし。中位人気勢なら、近4年【0.0.3.1】の6番人気に注目したい。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去4年
1 4-2-2-2 40.0% 60.0% 80.0% 3-0-0-1
2 1-3-2-4 10.0% 40.0% 60.0% 1-1-0-2
3 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0% 0-0-0-4
4 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-1-0-3
5 4-0-0-6 40.0% 40.0% 40.0% 0-0-0-4
6 0-0-4-6 0.0% 0.0% 40.0% 0-0-3-1
7 1-2-0-7 10.0% 30.0% 30.0% 0-1-0-3
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-4
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-4
10 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-3
11~ 0-0-1-69 0.0% 0.0% 1.4% 0-0-1-22
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
09 10 11 12 13 14 15 16 17 18
1着人気 5 1 7 5 5 5 1 1 1 2
2着人気 7 4 2 1 1 2 10 7 2 4
3着人気 1 2 6 2 3 1 6 6 13 6
単勝 1,150円 220円 3,330円 1,660円 1,550円 1,100円 340円 360円 310円 310円
馬連 16,490円 1,030円 7,020円 3,250円 1,190円 3,140円 7,340円 2,420円 900円 1,520円
馬単 29,270円 1,660円 23,560円 8,980円 4,510円 6,780円 10,390円 3,700円 1,660円 2,370円
3連複 9,970円 1,680円 22,790円 3,990円 1,400円 2,850円 24,850円 7,430円 15,290円 6,420円
3連単 102,110円 7,480円 214,010円 39,520円 14,310円 23,290円 109,310円 32,400円 55,320円 24,230円

チェック23歳馬も軽視禁物、牝馬なら歴史に名を残す名牝を

 牡・セン馬の年齢別では、5歳馬が最多の6勝をマーク。ただ、連対率や複勝率は3、4歳馬もほぼ互角。3歳馬は過去10年では勝利こそないものの、菊花賞ではなく、中距離で古馬との対戦を選んだ馬なら好勝負になる。また、4歳の牡・セン馬は、馬券に絡んだ10頭中6頭が6番人気以下と、穴なら4歳が狙い目。5歳は好走馬11頭中8頭が5番人気以内だ。
 一方、牝馬は全体で複勝率33.3%と、牡・セン馬を大きく上回る。馬券に絡んだ馬はウオッカ(牝馬で64年ぶりダービー制覇等)、ブエナビスタ(4年連続G1制覇等)、そしてジェンティルドンナ(牝馬三冠等)と、歴史に名を残す名牝ばかりだ。
【性齢別成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率 6番人気以下 同複勝率
牡・セン 3 0-2-1-9 0.0% 16.7% 25.0% 0-0-0-6 0.0%
4 2-4-4-27 5.4% 16.2% 27.0% 0-2-4-18 25.0%
5 6-2-3-31 14.3% 19.0% 26.2% 1-1-1-25 10.7%
6 0-0-1-27 0.0% 0.0% 3.6% 0-0-0-21 0.0%
7~ 1-0-0-38 2.6% 2.6% 2.6% 0-0-0-37 0.0%
9-8-9-132 5.7% 10.8% 16.5% 1-3-5-107 7.8%
牝馬 3 0-0-0-2 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-1 0.0%
4 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0% 0-0-0-1 0.0%
5 0-1-1-2 0.0% 25.0% 50.0% 0-0-0-1 0.0%
6 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-1 0.0%
1-2-1-8 8.3% 25.0% 33.3% 0-0-0-4 0.0%

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第62回 スワンステークス(G2)

10月26日(土)京都競馬場 芝1400m

 マイルCSの前哨戦・スワンS。距離が1400mのため、スプリンターとマイラーの双方からトップクラスが出走する傾向にあり、レースのレベルは比較的高い。過去10年の勝ち馬からは、12年のグランプリボスが続くマイルチャンピオンシップで2着に好走したが、スワンSとマイルチャンピオンシップの連勝はない。10年にはスワンSの8着馬エーシンフォワードがマイルCSで優勝している。昨年はロードクエストが勝利した。今後のマイル戦線を占う上でも重要なスワンSのレースの傾向を探る。

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チェック1前走1600mの1番人気は信頼できる

 平均配当は馬連が8697円、3連単は20万9785円。馬連は2000円以下が4回、5000円以上が6回で、大荒れか本命サイドと極端な結果に終わっている。1番人気は【2.2.1.5】と2番人気【4.0.1.5】はどちらも複勝率50%と信頼度は今ひとつ。二桁人気は5頭が馬券に絡んでいるが、勝ち馬はゼロ。
 1番人気で馬券に絡んだのは5頭おり、そのうち4頭が前走の距離が1600m、同じく4頭が前走G1レースだった。前走1600mを使った1番人気は【2.2.0.3】なのに対して、前走1200mだと【0.0.1.2】と苦戦している。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-2-1-5 20.0% 40.0% 50.0%
2 4-0-1-5 40.0% 40.0% 50.0%
3 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
4 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
5 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0%
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
7 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
8 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
9 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0%
10~ 0-2-3-59 0.0% 3.1% 7.8%

チェック2牡・セン馬の3、4歳が中心

 牡・セン馬は3、4歳が好成績。連対率では3歳【4.1.0.10】が28.6%と高く、複勝率は4歳【2.3.2.14】が33.3%と圧倒的だ。5歳以上は年齢が上がるにつれて好走確率が低くなる傾向で、7歳以上の高齢馬【0.0.0.16】は全滅。牝馬は3~5歳に好走馬が1頭ずついるが、好走確率は牡・セン馬に比べて低い。
【性齢別の成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 3歳 3-1-0-10 21.4% 28.6% 28.6%
4歳 2-3-2-14 9.5% 23.8% 33.3%
5歳 2-4-4-32 4.8% 14.3% 23.8%
6歳 2-2-2-27 6.1% 12.1% 18.2%
7歳以上 0-0-0-16 0.0% 0.0% 0.0%
9-10-8-99 7.1% 15.1% 21.4%
3歳 1-0-0-5 16.7% 16.7% 16.7%
4歳 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
5歳 0-0-1-10 0.0% 0.0% 9.1%
6歳 0-0-0-3 0.0% 0.0% 0.0%
7歳以上 0-0-0-1 0.0% 0.0% 0.0%
1-0-2-24 3.7% 3.7% 11.1%

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第8回 アルテミスS(G3)

10月26日(土)東京競馬場 芝1600m

 今年で8回目を迎える2歳牝馬の重賞レース。東京競馬場の芝1600mというまぎれの少ない舞台で行われることと、暮れのG1・阪神ジュベナイルフィリーズと同じ距離ということもあり、過去7回は好メンバーが出走した。12年の2着馬アユサンと14年の2着馬レッツゴードンキは翌年の桜花賞を制している。また、17年のラッキーライラックは阪神JF、15年の2着馬メジャーエンブレムは翌年NHKマイルCを勝利した。昨年はシェーングランツが勝利した。今年も今後の牝馬戦線を占う上で重要なレースになりそうだ。過去7回のデータからレースの傾向を探る。

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チェック11、2番人気はまずまずだが、荒れることも

 平均配当は馬連が6907円、3連単は15万2701円。馬連は2000円以下が3回、5000円以上も3回とバラバラ。1番人気【2.2.0.3】と2番人気【2.1.1.3】は連対率50%以上をキープしており、まずまず。とちらかは必ず馬券に絡んでいるが、両方が絡んだのは1回しかない。3着は4番人気以下が多く、ヒモ荒れを警戒したい。
【人気別の成績(過去7年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 2-2-0-3 28.6% 57.1% 57.1%
2 2-1-1-3 28.6% 42.9% 57.1%
3 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
4 0-1-1-5 0.0% 14.3% 28.6%
5 0-1-2-4 0.0% 14.3% 42.9%
6 1-1-1-4 14.3% 28.6% 42.9%
7 0-0-1-6 0.0% 0.0% 14.3%
8 0-0-0-7 0.0% 0.0% 0.0%
9 1-0-0-6 14.3% 14.3% 14.3%
10~ 1-1-1-50 1.9% 3.8% 5.7%

チェック2サンデー系が走るが、母父サンデー系は不振

 種牡馬別の成績では、サンデーサイレンス系【6.5.4.50】が強く、1~3着馬21頭中15頭を占めている。ただしディープインパクト産駒【1.2.1.8】はそれほど好結果ではない。
 母父別の成績はバラバラで、サンデーサイレンス【0.1.0.8】、フジキセキ【0.0.0.6】など、サンデーサイレンス系【0.2.1.25】は成績が良くない
【主な種牡馬別の成績(過去7年)】
種牡馬 成績 勝率 連対率 複勝率
ハーツクライ 2-0-0-7 22.2% 22.2% 22.2%
ディープインパクト 1-2-1-8 8.3% 25.0% 33.3%
ダイワメジャー 1-1-0-3 20.0% 40.0% 40.0%
ステイゴールド 1-0-2-2 20.0% 20.0% 60.0%
メイショウサムソン 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
オルフェーヴル 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0%
ゼンノロブロイ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
クロフネ 0-1-0-2 0.0% 33.3% 33.3%
リーチザクラウン 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
キングカメハメハ 0-1-0-0 0.0% 100.0% 100.0%
ヴィクトワールピサ 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
アイルハヴアナザー 0-0-1-2 0.0% 0.0% 33.3%
タイキシャトル 0-0-1-1 0.0% 0.0% 50.0%
アルデバラン2 0-0-1-0 0.0% 0.0% 100.0%

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