チャンピオンズカップ

今週は、ダート王決定戦・チャンピオンズカップが、中京競馬場のダート1600mを舞台に繰り広げられる。そこで、血統配合&データ解説書の決定版「パーフェクト種牡馬辞典2016-2017」を執筆した栗山求が有力馬の血統分析、競馬道調教マスターを使用した斬新な調教予想、大ベストセラー「馬場のすべて教えます」の小島友実がG1レースが行われる馬場を解説。さらに前哨戦を振り返る。

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予想者・解説者プロフィール
望田 潤
パーフェクト種牡馬辞典2016-2017

栗山 求(くりやま・もとむ)

1968年青森生まれ。東京育ち。大学在学中の89年に競馬通信社に入社し、血統専門誌『週刊競馬通信』の編集長を務める。96年に『驚異の血統データ事典』(日本文芸社)を上梓。97年退社。現在は『netkeiba.com』『競馬王』、毎年春に刊行される『POGの達人』『競馬王のPOG本』などさまざまな媒体に寄稿するほか、グリーンチャンネル、JRAイベントにも不定期で出演中。10年に株式会社ミエスクを設立し代表取締役に就任。
血統・配合の総合競馬サイト「血統屋」(http://miesque.com/) を主宰する。
「栗山求の血統BLOG」(http://kuriyama.miesque.com/)を毎日更新中。


チャンピオンズカップ
12月4日 中京11R ダ18200m

栗山 馬名 性齢 斤量 騎手
1 1   カフジテイク 牡4 57.0 津村明秀
2 2   アウォーディー 牡6 57.0 武豊
2 3   ブライトライン 牡7 57.0 田辺裕信
3 4   アスカノロマン 牡5 57.0 和田竜二
3 5   ロワジャルダン 牡5 57.0 横山典弘
4 6   モンドクラッセ 牡5 57.0 丸山元気
4 7   ラニ 牡3 56.0 内田博幸
5 8   サウンドトゥルー セ6 57.0 大野拓弥
5 9   ノンコノユメ セ4 57.0 ムーア
6 10   メイショウスミトモ 牡5 57.0 古川吉洋
6 11   コパノリッキー 牡6 57.0 ルメール
7 12   ゴールドドリーム 牡3 56.0 M.デム
7 13   ブライトアイディア 牡6 57.0 幸英明
8 14   アポロケンタッキー 牡4 57.0 松若風馬
8 15   モーニン 牡4 57.0 戸崎圭太

 前走JBCクラシックを勝利したアウォーディー。ダートに転向して無傷の6連勝と波に乗っており、ここでも中心となりそうだ。
 コパノリッキーはJBCクラシックで5着に敗れた。1800mなら巻き返しは可能だ。
 ノンコノユメは休み明けのJBCクラシックを叩いてここに挑む。昨年は惜しくも2着だっただけに、今年は勝ちたい。
 3歳馬のゴールドドリームは、古馬と初対戦となった前走の武蔵野Sで2着。さらに期待できそうだ。
 そのほか、今年のフェブラリーSの覇者モーニン、昨年の3着馬サウンドトゥルー、みやこSを勝利して勢いに乗るアポロケンタッキー、ベルモントS3着馬ラニ、平安Sの勝ち馬アスカノロマンなどが出走を予定している。(KOL編集部)


血統+データから見た注目馬をピックアップ!

栗山求’s EYE

  • アウォーディー
  • 牡6歳・栗東・松永幹厩舎
  • ダートは負け知らずの6連勝、未だ底を見せず
ジャングルポケット トニービン カンパラ
Severn Bridge
ダンスチャーマー ヌレエフ
Skillful Joy
ヘヴンリーロマンス サンデーサイレンス ヘイロー
Wishing Well
ファーストアクト サドラーズウェルズ
Arkadina

 アムールブリエ(ダート重賞5勝)、ラニ(UAEダービー)の半兄。母ヘヴンリーロマンスは牝馬ながら天皇賞・秋(G1)を制した名牝で、引退後、日本で3頭の子を産み、ジャングルポケットの種を宿してアメリカへ渡った。翌年アメリカで誕生したのがこの馬。したがって日本血統でありながらマル外扱いとなる。「ジャングルポケット×サンデーサイレンス」という組み合わせは芝向きであり、2歳から5歳春まで芝を使い続けた。目黒記念(G2)4着、青葉賞(G2)5着など重賞でも上位入線するだけの能力を示していたが、砂に転向すると眠っていた才能を開花させ、負け知らずの6連勝。ノンストップでG1(Jpn1)を制覇した。まだ能力の上限が見えない。2代母ファーストアクトが「サドラーズウェルズ×リボー」という重厚なスタミナ血統。この部分が強く主張することによってダート適性が前面に出てきているのだろう。今回は絶好の2番枠を引いた。左回りの日本テレビ盃(Jpn2)とJBCクラシック(Jpn1)を難なく勝っており、初めてとなる中京ダートも問題なさそうだ。

栗山求’s EYE

  • コパノリッキー
  • 牡6歳・栗東・村山厩舎
  • ダート王2頭を掛け合わせたような配合
ゴールドアリュール サンデーサイレンス ヘイロー
Wishing Well
ニキーヤ ヌレエフ
リラクタントゲスト
コパノニキータ ティンバーカントリー ウッドマン
Fall Aspen
ニホンピロローズ トニービン
ウェディングブーケ

 一昨年は出遅れて12着、昨年は7着とこのレースではいいところがない。今年5月のかしわ記念で復活Vを決めてから帝王賞、南部杯と3連勝。とくに南部杯(Jpn1)はダート1600mで1分33秒5という驚異的なレコードタイムを記録した。前走JBCクラシック(Jpn1)はその反動と、速いペースのマイル戦からスローの2100m戦に条件が替わったことで馬が行きたがったことも影響した。中京ダ1800mでは東海S(G2)で強い勝ち方をしており、決してコースが合わないわけではない。父ゴールドアリュールは現役時代ダートチャンピオンとなり、種牡馬としてはキングカメハメハと並ぶダート界の横綱として君臨している。エスポワールシチー、スマートファルコン、クリソライト、エピカリスなどダートの大物は枚挙にいとまがない。母コパノニキータは「ティンバーカントリー×トニービン」なのでアドマイヤドン(最優秀ダートホース2回)と同じ。ダート王2頭を掛け合わせたような配合だ。中京ダ1800mは基本的に先に行った馬が有利。前走で評価が落ちるようならおもしろい。

栗山求’s EYE

  • ノンコノユメ
  • セン4歳・美浦・加藤征厩舎
  • パワー型アメリカ血統を集めた好配合馬
トワイニング フォーティナイナー ミスタープロスペクター
File
Courtly Dee Never Bend
Tulle
ノンコ アグネスタキオン サンデーサイレンス
アグネスフローラ
レディータイクーン クリミナルタイプ
ビューパーダンス

 大型馬が有利なダート路線で、450キロ前後の小柄な馬体ながら一線級で上位争いを続けている。久々の前走、JBCクラシック(Jpn1)は前走から15キロ減の438キロ。デビュー以来最も軽い馬体重が影響したのか4着といいところがなかった。ダートOPのセイリオスと配合構成が酷似しており、ビーフェイスフル=バイムレット≒ビジネスライク5×6・7と、ラトロワンヌの影響を強く受けたパワー型アメリカ血統を集めた好配合馬。母の父アグネスタキオンは、クロスクリーガーやノボバカラを出したアドマイヤオーラ、ダート種牡馬として頭角を現しているディープスカイなどの父。ダート血統を活かすサンデー系血脈としてこのところ再注目されている。昨年のこのレースはいつもどおり後方に控え、最後の直線はインに突っ込むというイチかバチかの騎乗だったが、狭いところをうまく抜けて2着を確保した。もし仮に外を回っていれば入着もおぼつかなかったと思われるのでルメール騎手の好騎乗だった。今年は昨年ほどの勢いは感じられず、鞍上もチェンジするが、ムーア騎手なら不安はない。

パーフェクト種牡馬辞典2016-2017

競馬予想に役立つ! 血統配合&データ解説書決定版、自由国民社刊行の『パーフェクト種牡馬辞典2016-2017』の編集を競馬道OnLine編集部が担当しました。

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前哨戦Check!競馬道OnLine編集部による回顧

ステップレース1 みやこS

写真:競馬ブック

2016年 11月6日(日) 京都11R みやこS 16頭 ダ1800m

馬番 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 人気
1 9 アポロケンタッキー 牡 4 松若風馬 56 1.50.1 4
2 6 グレンツェント 牡 3 川田将雅 55 クビ 1
3 7 ロワジャルダン 牡 5 浜中俊 57 3/4 7
4 3 モンドクラッセ 牡 5 岩田康誠 56 3 1/2 5
5 2 メイショウヒコボシ 牡 5 松山弘平 56 1/2 12
前走ブラジルCで1人気に推されながら8着と不可解な敗戦を喫したアポロケンタッキー。57.5キロの斤量に敏感なのか、この斤量では2戦2敗。56キロで挑んだこのレースは直線4番手鮮やかな差し切り勝ち。安定感はないものの、ツボに嵌まったときは強い。昨年の勝ち馬ロワジャルダンは3着。昨年このレース1着→本番4着だけに、昨年以上のパフォーマンスを期待するのは酷か。それなら右回りで不発だった13着ラニの巻き返しが怖い。

ステップレース2 武蔵野S

写真:競馬ブック

2016年11月12日(土) 東京11R 武蔵野S 16頭 ダ1600m

馬番 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 人気
1 11 タガノトネール セ 6 田辺裕信 56 1.33.8R 8
2 8 ゴールドドリーム 牡 3 M.デム 56 1 1/4 2
3 3 カフジテイク 牡 4 津村明秀 56 1 1/2 6
4 13 キングズガード 牡 5 横山典弘 56 1 4
5 10 ドリームキラリ 牡 4 黛弘人 56 1 1/2 10
脚抜きのいい重馬場で、スイスイ逃げたタガノトネールの逃げ切り勝ち。レコードタイムで逃げ切られては、追い込む3歳馬ゴールドドリームも同斤量で2着が精一杯。本番では1キロ恩恵を得るだけに逆転まで狙えるか。3着カフジテイクは最後方から推定上がり3F34秒2で3着。本番でも前崩れになれば、決め手が発揮できそう。1番人気モーニンは59キロを背負い10着。ハナを切るか、最後方から追い込むか極端な競馬で活路を見出せば。

ステップレース3 JBCクラシック

2016年11月3日(祝) 川崎11R JBCクラシック 14頭 ダ2100m

馬番 馬名 性齢 騎手 斤量 タイム 人気
1 9 アウォーディー 牡 6 武豊 57 2.15.3 2
2 8 ホッコータルマエ 牡 7 幸英明 57 3/4 3
3 6 サウンドトゥルー セ 6 大野拓弥 57 1 5
4 13 ノンコノユメ セ 4 C.ルメ 57 1 1/2 4
5 7 コパノリッキー 牡 6 田辺裕信 57 1 1

 

アウォーディーがダート替わりで6連勝でG1制覇。中団からマクリ気味に進出、直線では、古豪ホッコータルマエとの叩き合いを4分の3馬身制したところがゴール。底知れぬ強さをまたまた見せつけた。1人気コパノリッキーはスムーズな競馬が出来ていたにもかかわらず、直線で伸びず5着。本番での上がり目があるとすれば、休み明けでこのレースに挑んだノンコノユメ。ムーア騎手なら前目につけて好位差しの競馬を見せてくれるはず。
予想者・解説者プロフィール
小島友実
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小島 友実(こじま ともみ)

競馬キャスター&ライター。1996年、ラジオ短波(現ラジオNIKKEI)「中央競馬実況中継」で競馬の仕事をスタート。03年より始めた馬場取材はライフワーク。15年1月、小倉競馬場での馬場取材をもって、JRA全10場の馬場を踏破した。現在、出演中の番組は、グリーンチャンネル「トラックマンTV」、ラジオNIKKEI「中央競馬実況中継」。また週刊競馬ブックで「小島友実の好奇心keiba それ行け!現場」を連載している。


小島友実のGⅠの馬場 すべて教えます

基本は先行有利のチャンピオンズカップ

 今週末は中京競馬場でダート王決定戦、チャンピオンズカップが行われます。一昨年から中京に舞台を移して行われているこのレース。その一昨年は先行集団にいた馬でワンツースリー。しかし昨年は先行馬には厳しい流れとなり、4コーナーで15番手にいたノンコノユメが2着、16番手にいたサウンドトゥルーが3着。しかし勝ったサンビスタは4コーナーで6番手でしたから、基本的には後方から直線だけで一気に差し切って勝つのは難しいコースです
 それを裏付けるデータをご紹介しましょう。今の中京競馬場の馬場は2012年3月に馬場改造工事を経てリニューアル。ですから、傾向を調べるなら、2012年3月以降のデータでないと意味がありません。そこで、2012年3月から、今年の7月開催までのオープン以上の中京ダート1800mの脚質別成績を見てみましょう。

☆2012年3月12日~今年7月24日までのダート1800m戦(OP~G1チャンピオンズカップなどを含む全重賞対象)脚質別成績
・逃げ 1-3-1-6/11
・先行 6-3-4-26/39
・中団 2-3-4-52/61
・後方 2-2-2-40/46
・マクリ0-0-0-0/0

⇒先行馬が最多の6勝。勝率が一番高いのは先行馬
⇒連対率と複勝率は逃げ馬と先行馬が高い
⇒後方馬は勝っているものの、勝率、連対率は低めとなっている
 このデータを見る限り、やはり中京のダートは先行馬を中心に、せめて4コーナーで5~6番手にいられる馬を軸にするのが良いと思います。

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栗東CWコースの好走パターン

 調教マスタープログラムメンバーのみに配信している辻三蔵氏の解説原稿では、栗東CWコースの好走時計は[4F52-53秒台、3F37-38秒台、1F12秒前半]と書いている。

一方の栗東坂路コースは

 栗東坂路の好走時計は[4F53-54秒台、3F38-39秒台、1F12秒台]と辻さんは書いている。

関東馬の取捨選択は?

 一方、関東馬については辻さんは次のように分析。関東馬は南馬場ウッドコース調教を活用する。南馬場ウッドコースの好走時計は[4F53-54秒台、3F38-39秒台、1F12秒台]。

編集部が探した必勝パターンは?

 昨年12人気の低評価を覆し、1着となったのはサンビスタ。実はこの馬、調教好走パターンに合致していた馬だった。改装後の中京競馬場、2012年以降で中京ダ1800m戦1000万条件以上のレースで、1)栗東CW、2)良馬場、3)上がり1F12.0~12.3秒、4)コース取り7~9分どころに絞ると、(5-0-0-8/13)単勝回収率739%となる。(編集部チェックポイント1)

 

(予想と続きは有料会員ページで見ることができます)

 

 

なお、この競馬道調教マスター予想は、競馬道OnLine編集部による予想です。辻三蔵さん監修の好走調教パターンを知りたい方は『辻三蔵の重賞調教プロファイル』、競馬道OnLineプレミアム予想をご覧ください。

 

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