重賞データcheck

 今週は皐月賞トライアルの弥生賞が中山芝2000mで行われる。さらにチューリップ賞、オーシャンSも開催される。そこで、過去のデータからこれらの重賞レースの傾向を占う。

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第55回 弥生賞(G2)

写真:競馬ブック

3月4日(日)中山競馬場 芝2000m

 牡馬クラシック第一弾の皐月賞と同コースで行われるトライアル競走・弥生賞。05年のディープインパクトなど3頭の三冠馬を筆頭に、数多くの皐月賞馬を輩出した一戦だ。過去10年では、10年の優勝馬・ヴィクトワールピサが皐月賞も連勝、08年4着のキャプテントゥーレも本番で巻き返して勝利を飾っている。また、ここ10年の出走馬からは、一昨年昨年の優勝馬・マカヒキなど4頭のダービー馬が誕生。ほかに15年には、本競走6着のクラリティスカイが後にNHKマイルCを制するなど、今後のG1へ向けて注目の欠かせない一戦だ。そんな弥生賞の、過去の傾向を見てみたい。

過去のデータをCheck!

チェック11着は人気馬中心も、穴馬にも要警戒

 過去10年、1番人気は連対率70.0%、2番人気は複勝率60.0%。1番人気が近年やや成績を落としてはいるものの、昨年はカデナが優勝した。過去10年で8頭、5年で4頭の優勝馬が1~2番人気から出ており、まず1着候補は人気馬から探りたい。ただ、多頭数になる年が少ない割に、10番人気までなら好走馬は少なくはない。さすがに11番人気以下では厳しいが、穴馬の食い込みも十分に警戒したい。一昨年のような堅い決着なら諦めて、穴馬を拾っていく作戦も十分にあり得る。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 過去5年
1 5-2-0-3 50.0% 70.0% 70.0% 2-1-0-2
2 3-1-2-4 30.0% 40.0% 60.0% 2-0-2-1
3 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-1-4
4 0-2-0-8 0.0% 20.0% 20.0% 0-2-0-3
5 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0% 0-0-1-4
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 1-0-0-4
7 0-1-3-6 0.0% 10.0% 40.0% 0-0-0-5
8 0-1-0-9 0.0% 10.0% 10.0% 0-1-0-4
9 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-5
10 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-1-1-3
11~ 0-0-0-25 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-10
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
08 09 10 11 12 13 14 15 16 17
1着人気 2 1 1 1 9 6 1 2 2 1
2着人気 1 5 2 7 3 10 4 4 1 8
3着人気 7 7 7 5 5 2 2 10 3 5
単勝 470円 130円 170円 270円 2,910円 1,980円 160円 630円 260円 330円
馬連 970円 1,930円 400円 2,220円 7,830円 52,300円 690円 3,380円 220円 4,360円
馬単 2,150円 2,180円 600円 3,130円 22,190円 122,810円 860円 6,200円 440円 5,480円
3連複 5,070円 8,620円 2,010円 3,780円 14,380円 34,310円 1,470円 41,050円 190円 9,480円
3連単 23,340円 26,930円 5,050円 18,840円 126,790円 461,810円 3,850円 187,960円 830円 46,720円

チェック25~9番や12番より外の上位人気は苦戦

 馬番別の成績では、2~4番枠が安定した結果を出し、10番や11番も特に1~3番人気馬の信頼性は高い。一方、5~9番枠の1~3番人気は【1.0.0.9】で、好走したのは11年の1番人気・サダムパテックのみ。昨年は11番で1番人気のカデナが優勝したものの、2番人気ダイワキャグニーは9番枠で9着、そして3番人気コマノインパルスも7番枠で6着に敗退した。また、12番より外も苦しく、12年にはアダムスピーク、13年にはエピファネイアと、1番人気馬がともに馬券圏外に敗退している。
【馬番別成績(過去10年)】
馬番 成績 勝率 連対率 複勝率 1~3番人気
1 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 1-0-0-0
2 0-2-3-5 0.0% 20.0% 50.0% 0-1-0-0
3 1-2-2-5 10.0% 30.0% 50.0% 1-1-2-1
4 1-1-4-4 10.0% 20.0% 60.0% 1-0-1-1
5 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 0-0-0-1
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 1-0-0-3
7 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-1
8 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 0-0-0-2
9 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-2
10 2-2-0-6 20.0% 40.0% 40.0% 2-1-0-0
11 2-1-0-6 22.2% 33.3% 33.3% 2-0-0-0
12~ 0-1-0-15 0.0% 6.3% 6.3% 0-1-0-4

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第25回 チューリップ賞(G2)

写真:競馬ブック

3月3日(土)阪神競馬場 芝1600m

 多くの名牝を輩出してきた桜花賞トライアル・チューリップ賞。今年、G3からG2に格上げされた。本番と同じ舞台で行われるため、毎年、世代のトップクラスが多数出走して、レベルの高いレースを繰り広げている。過去10年では、09年ブエナビスタと14年のハープスターがチューリップ賞と桜花賞を連勝している。また、アパパネ、ジェンティルドンナ、アユサン、レッツゴードンキ、ジュエラーの5頭は、このレースで敗れたが次走の桜花賞を勝利しており、過去10年で7頭がチューリップ賞をステップに桜花賞馬に輝いている。昨年このレースを勝利したソウルスターリングは、桜花賞では不覚をとったがオークス馬となった。今後を占う意味でも極めて重要なチューリップ賞を、過去のデータから検証する。

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チェック1堅く決まる可能性が高い

 平均配当は馬連が3376円、3連単は4万8738円。馬連は1000円以下が3回あるが、4000円以上も5回あり、ガチガチor波乱とはっきり分かれる。3連単は10万円以下が8回で、残り2回も10万円台と、かなり堅い。1番人気【4.3.1.2】は複勝率80%と好成績を残している。二桁人気は54頭出走して馬券に絡んだのは3着に1回のみ。人気薄が激走する可能性はほぼない。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 4-3-1-2 40.0% 70.0% 80.0%
2 1-1-3-5 10.0% 20.0% 50.0%
3 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
4 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0%
5 2-0-1-7 20.0% 20.0% 30.0%
6 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
7 0-4-0-6 0.0% 40.0% 40.0%
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
9 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0%
10~ 0-0-1-53 0.0% 0.0% 1.9%

チェック2外枠が好成績、2、3枠は今ひとつ

 枠番別成績では、勝ち馬は6、7枠が3勝ずつで、3~7枠に収まっている。1、2枠と8枠は勝ち馬ゼロ。2枠【0.0.1.14】と3枠【1.0.1.14】は複勝率が悪い。複勝率がもっとも高いのは勝ち馬ゼロの8枠【0.3.3.15】で28.6%。全体的に外枠が好成績を残している。
【枠番別成績(過去10年)】
枠番 成績 勝率 連対率 複勝率
1枠 0-2-1-11 0.0% 14.3% 21.4%
2枠 0-0-1-14 0.0% 0.0% 6.7%
3枠 1-0-1-14 6.3% 6.3% 12.5%
4枠 2-0-3-13 11.1% 11.1% 27.8%
5枠 1-2-1-16 5.0% 15.0% 20.0%
6枠 3-1-0-16 15.0% 20.0% 20.0%
7枠 3-2-0-15 15.0% 25.0% 25.0%
8枠 0-3-3-15 0.0% 14.3% 28.6%

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第13回 オーシャンS(G3)

写真:競馬ブック

3月3日(土)中山競馬場 芝1200m

 05年までオープン特別として行われていたオーシャンS。06年にG3の重賞競走に昇格し、春のスプリントチャンピオン決定戦・高松宮記念のステップレースとして位置づけられ、14年から本競走の1着馬に高松宮記念の優先出走権が与えられている。10年1着、11年2着のキンシャサノキセキ、12年4着のカレンチャンが続く高松宮記念を勝利して短距離界の頂点に立った。また、オーシャンS組は過去10年で8度も高松宮記念で馬券に絡んでおり、今年も高松宮記念を占う意味で重要なレースとなりそうだ。昨年はメラグラーナが勝利し、重賞初制覇を成し遂げた。過去のデータからレースの傾向を探っていく。

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チェック1大波乱か堅実か

 平均配当は馬連が9566円で、3連単は52万2548円と大荒れ。3連単の配当は2万円以下が3回あるが、100万円以上も2回あり、大荒れからガチガチまで幅広い1番人気【1.2.1.6】は複勝率40%と今ひとつ。二桁人気は馬券に絡んだのが3回で、あまり来ない。
【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率
1 1-2-1-6 10.0% 30.0% 40.0%
2 2-1-0-7 20.0% 30.0% 30.0%
3 3-1-0-6 30.0% 40.0% 40.0%
4 0-1-2-7 0.0% 10.0% 30.0%
5 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0%
6 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0%
7 2-1-1-6 20.0% 30.0% 40.0%
8 0-0-2-8 0.0% 0.0% 20.0%
9 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0%
10~ 0-2-1-67 0.0% 2.9% 4.3%

チェック2牡・セン馬の5歳、牝馬は6歳が強い

 年齢別の成績では、5歳【5.1.4.32】や6歳【1.5.1.25】が中心で、4歳【2.1.1.25】は苦戦している。とくに牡・セン馬の5歳【4.0.4.21】は複勝率27.6%と好走確率が高い牝馬は6歳【1.1.1.5】が複勝率37.5%と好成績を残している。なお牝馬で1、2番人気に支持されると【1.0.0.4】人気を裏切ることが多い
【性齢別の成績(過去10年)】
性別 年齢 成績 勝率 連対率 複勝率
牡・セン 4歳 2-0-1-17 10.0% 10.0% 15.0%
5歳 4-0-4-21 13.8% 13.8% 27.6%
6歳 0-4-0-20 0.0% 16.7% 16.7%
7歳以上 2-3-4-43 3.8% 9.6% 17.3%
8-7-9-101 6.4% 12.0% 19.2%
4歳 0-1-0-8 0.0% 11.1% 11.1%
5歳 1-1-0-11 7.7% 15.4% 15.4%
6歳 1-1-1-5 12.5% 25.0% 37.5%
7歳以上 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
2-3-1-29 5.7% 14.2% 17.1%

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