重賞データcheck
 今週は2歳マイル王決定戦の朝日杯フューチュリティS!今年は牝馬も登録。早速傾向を見ていこう!
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第77回 朝日杯フューチュリティS(G1)

12月21日(日) 阪神競馬場 芝1600m

 2歳王者決定戦・朝日杯フューチュリティS。2013年までは中山、14年からは阪神で行われてきたが、昨年は京都で代替。今年は本来の阪神に戻って開催される。過去にはミホノブルボン(91年)やナリタブライアン(93年)といった名馬が、ここを制してクラシックでも大活躍。近10年の優勝馬では18年アドマイヤマーズ(NHKマイルC、香港M)が後にG1を制し、21年のドウデュースはダービーなどの栄冠を勝ち取っている。一昨年のジャンタルマンタルがNHKマイルCを制覇。今後のG1へ向けて注目の一戦を制するのはどの馬か、過去の傾向を見てみよう。
過去のデータをCheck!

チェック11、2番人気の信頼性は高い

 過去10年、1番人気は複勝率80.0%と優秀で、2番人気も同70.0%。全体的に人気サイドの好走馬が多く、特に2020年以降の5年間は2桁人気の好走がなくなるなど近年は以前にも増して人気馬優勢の傾向だ。ただ、3連単で万馬券にならなかったのは2017年と22年の2回きりで、2016年には22万馬券も出ている。3番人気以下の好走馬が7番人気以内を中心にややバラけている感もあり、完全に人気馬同士の決着にはなりづらい
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【人気別成績(過去10年)】
人気 成績 勝率 連対率 複勝率 〜2019年 2020年〜
1 4-2-2-2 40.0% 60.0% 80.0% 2-1-1-1 2-1-1-1
2 2-4-1-3 20.0% 60.0% 70.0% 2-1-1-1 0-3-0-2
3 1-1-1-7 10.0% 20.0% 30.0% 0-1-0-4 1-0-1-3
4 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-5 0-1-1-3
5 1-0-1-8 10.0% 10.0% 20.0% 0-0-0-5 1-0-1-3
6 1-0-0-9 10.0% 10.0% 10.0% 1-0-0-4 0-0-0-5
7 1-1-0-8 10.0% 20.0% 20.0% 0-1-0-4 1-0-0-4
8 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5 0-0-0-5
9 0-1-1-8 0.0% 10.0% 20.0% 0-1-0-4 0-0-1-4
10 0-0-0-10 0.0% 0.0% 0.0% 0-0-0-5 0-0-0-5
11〜 0-0-3-59 0.0% 0.0% 4.8% 0-0-3-28 0-0-0-31
【上位馬の人気と主な配当(過去10年)】
15 16 17 18 19 20 21 22 23 24
1着人気 2 6 1 2 1 7 3 1 1 5
2着人気 1 7 3 9 2 2 1 2 4 2
3着人気 11 12 2 1 14 1 4 3 5 9
単勝 590円 1,420円 230円 460円 200円 1,750円 780円 310円 270円 910円
馬連 520円 5,980円 550円 9,710円 660円 5,000円 1,060円 550円 1,280円 1,480円
馬単 1,340円 11,430円 840円 14,240円 950円 14,610円 3,000円 1,070円 1,990円 3,700円
3連複 8,160円 42,820円 700円 3,340円 38,080円 4,150円 2,350円 1,280円 3,540円 17,460円
3連単 38,560円 221,200円 2,630円 45,180円 90,260円 51,360円 14,840円 4,570円 12,910円 86,430円

チェック2穴馬なら関西馬

 東西の所属別では関東馬が複勝率16.2%、関西馬が同19.2%。出走数に差があるため好走馬数は関西馬が多いものの、複勝率はほぼ互角だ。ただ注意したいのは人気別の傾向で、4番人気以下の好走馬12頭中11頭を関西馬が占めていた。関東馬は好走した6頭中5頭が3番人気以内と、人気サイドの馬でなければほぼ狙えない。
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【東西所属別成績(過去10年)】
所属 成績 勝率 連対率 複勝率 4番人気以下 同複勝率
関東馬 2-1-3-31 5.4% 8.1% 16.2% 1-0-0-29 3.3%
関西馬 8-9-7-101 6.4% 13.6% 19.2% 2-3-6-91 10.8%

チェック3好走馬の大半は前走1着

 前走を勝ってきた馬が強いレースで、過去10年の優勝馬はすべて前走1着。3着以内馬でも30頭中25頭が該当するため、まずは前走1着馬に注目したい。前走1着といっても人気馬ばかりではなく、2016年の1、2着馬・サトノアレスとモンドキャンノは前走で勝利を収めながらここでは6、7番人気で馬連は5980円の好配当になっている。19年14番人気3着のグランレイや、20年7番人気1着のグレナディアガーズも、未勝利戦を勝ち上がってきた馬。昨年9番人気3着のランスオブカオスも前走は新馬戦1着だ。。
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【前走着順別成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
1着 10-7-8-62 11.5% 19.5% 28.7%
2着 0-2-1-22 0.0% 8.0% 12.0%
3着 0-0-1-9 0.0% 0.0% 10.0%
4着 0-0-0-5 0.0% 0.0% 0.0%
5着 0-0-0-12 0.0% 0.0% 0.0%
6着〜 0-1-0-22 0.0% 4.3% 4.3%

チェック4前走は秋の重賞組が中心

 過去10年で、3着以内馬を出しているのは新馬・未勝利戦を除けば8レース。3頭以上の好走馬を出しているのはサウジアラビアRC、デイリー杯2歳S、京王杯2歳Sの3競走に限られる。重賞でも、夏競馬の重賞や東京スポーツ杯2歳Sは相性が良くない点は要注意。好走確率が高いのはサウジアラビアRC組だ。
【主な前走レース別成績(過去10年)】
前走 成績 勝率 連対率 複勝率
サウジアラビアRC 3-2-1-8 21.4% 35.7% 42.9%
デイリー杯2歳S 2-3-2-17 8.3% 20.8% 29.2%
京王杯2歳S 0-2-2-24 0.0% 7.1% 14.3%
東京スポーツ杯2歳S 0-1-0-6 0.0% 14.3% 14.3%

チェック5栗東坂路追いの好走多数

 パソコン用調教分析ソフト「競馬道調教マスター」で過去10年の出走馬の追い切りを分析すると、主要コースでは栗東CW、栗東坂路、美浦南Wの複勝率がほぼ互角。美浦組は前述のように人気馬中心で、栗東ではCW追い切り馬のほうが穴馬の比率は高い。  好走馬が多いのは栗東坂路組で、この組はラスト1ハロンのタイムに注目。12.6秒以下だった馬は【5.7.3.43】複勝率25.9%、12.7秒以上を要した馬は【0.0.0.16】と、ラスト1ハロンがあまり遅いようだと好走馬は出てない。
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【優勝馬の追い切り(過去10年)】
コース 成績 勝率 連対率 複勝率 6番人気以下
栗東CW 2-2-4-39 4.3% 8.5% 17.0% 0-1-3-32
栗東坂路 5-7-3-59 6.8% 16.2% 20.3% 1-1-1-46
栗東P 1-0-0-0 100.0% 100.0% 100.0% 0-0-0-0
美浦南W 2-1-2-23 7.1% 10.7% 17.9% 1-0-0-19
美浦南坂路 0-0-1-7 0.0% 0.0% 12.5% 0-0-0-6